放送作家の小野高義です
交流戦
実は今日が最終戦
雨で中止となっていた
日本ハムー阪神の試合が行われ
延長戦を制した阪神が
2-1で勝利
全ての順位と個人成績が出そろいました
今日白星で終えた阪神が10位
惜しくも負けた日本ハムが9位
と
ともに不本意な交流戦の結果
となってしまいました
が
特に
きょうもサヨナラという形で負けてしまった日本ハム
ですが
なぜか
交流戦を通して
最も選手が躍動して結果を出して
負けた最終戦も収穫の多い試合で締めた
という印象があるのが
不思議です
◇
というのも
交流戦の
チームの成績を見てみると
チーム打率が
271
で12球団No.1
では防御率が悪いのか
というと
これが
2.61で
12球団中4位
なので
そんなに投手が崩れた印象もない
そして
個人ではなんといっても
水谷瞬選手が
打率438で首位打者
これは
交流戦始まって20年の中で
史上最高打率
という
驚異的な記録です
さらに
田宮選手も351で
ソフトバンク柳町選手と同率の3位
史上最高打率と
現在パ・リーグ2位の打者
しかも2人とも
今年覚醒した
まさに新庄チルドレンの若手
というのが
さらなるのびしろと未来を感じさせるから
チームが活き活きと見えるのでしょう
◇
そして今日の試合では
細野晴希投手
進藤勇也捕手
という
昨年の
ドラフト1位と2位がバッテリーとして初スタメン
交流戦全ての試合の最後を締めくくる試合で
こういうことをしてくるところが
また新庄監督らしいです
豊作と言われた昨年の大学生投手の中でも
158キロ左腕として騒がれた細野投手
同じ左腕で
西武に入団した武内夏暉投手と比べると
スピードはあるけど制球が今ひとつ
という
辛口な評価も散見されましたが
個人的には
西東京の東亜学園出身ということもあって
楽しみにして痛ピッチャーでした
そんな大器の満を持しての登板が
甲子園という大舞台
昨年のMVP
村上頌樹投手を相手に
3回をパーフェクト
4回まで1安打という
昨年の村上頌樹投手の初登板を彷彿とさせるような
素晴らしいピッチングを見せてくれました
5回途中
1点を奪われてマウンドを降りましたが
これから
ローテーションに割って入るだけの力は十分に感じられて
今後がさらに楽しみです
◇
そして
1点をリードされていた7回には
代打で出てきた清宮選手が
同点タイムリー
交流戦から一軍復帰して
しれっと復活の兆しを見せていましたが
後半戦
この選手の調子が戻ってくれば
水谷選手、田宮選手
そして万波選手などの強力打線に
さらに厚みが増してくることは
間違いないでしょう
◇
9位なのに
何故か記録と記憶に残ってしまう
日本ハム
これぞ新庄マジック
といったところなのでしょうか
首位ソフトバンクとは9ゲーム差がついてしまいましたが
それでも
後半戦
何かが起こりそうな予感だけはさせてくれているので
期待しましょう
というわけできょうはこのへんで
小野高義でした