放送作家の小野高義です

 

阪神

才木投手の今日のピッチングは

すごかったですね

というか

今日も

と言った方が正しいのでしょうか

 

今日が特段素晴らしいというより

もはや通常運転よりちょっと良いレベル

あわやノーヒットノーラン

というのが

才木投手の現在位置

な気がします

 

勝利数7はリーグトップ

防御率1,19はノーヒットノーランの大瀬良投手に次いで2位

そして

現在のところ

29回1/3連続無失点継続中

 

見てて

ほぼ打たれる気がしないくらいのこの感じは

一昨年の佐々木朗希投手レベルの迫力があります

 

  ◇

 

きょうの試合では

8回に突然右足が吊る

というアクシデントの直後に

代打山野辺選手にライトオーバーの二塁打を打たれてしまいました

見てた感じ

この8回に入って

源田選手を迎えての投球で

ストレートは勢いがあるけど

低めに抑えが効かなくなっている感じがして

おかしいなあ

と思ったら突然マウンド降りて

 

戻ってきてからも

やっぱりストレートの抑えが効かなくて

その高めを

山野辺選手にライト頭上に運ばれた

 

という感じでした

 

まさに

足さえ吊ってなければ…

 

という感じでしたが

 

実は

その前の7回裏の阪神の攻撃中に

ちょっと嫌な予感はあったんですよねー…

 

  ◇

 

きょうは

才木投手ももちろん素晴らしかったのですが

 

西武の渡邊勇太朗投手も実に素晴らしいピッチングでした

両チーム0が並ぶヒリついた展開の緊張感で

どんどん投げる側にリズムが出てきて

お互いを引っ張り高め合って

相乗効果でどんどんピッチングにリズムが出てきて

ますます点が入らない

というのは

よくあることです

 

しかし

7回裏

送りバントで

ワンナウト二三塁となり

才木投手が三振してツーアウト

となってから

中野拓夢選手のセンターオーバーのツーベースで2点

さらに

前川選手のライト前タイムリーで3点

 

そして森下選手がヒットで続いて一二塁

ここでピッチャーがヤン投手に交代して

4番に入った近本選手

ヤン投手がコントロール不安定な中

近本選手がレフト前ヒットで満塁

 

ここで佐藤輝明選手がさらに畳みかける

という場面でしたが

ライトフライで

三者残塁

 

…と

 

結構長いイニングとなりました

 

  ◇

 

得点が入ると試合が動く

 

とよく言われますが

 

この回は

才木投手が打席で凡退してから…

…が長くて

さらに

チャンスが続いていたところで

三者残塁

というのも

むしろ相手に流れを渡してしまうリズムを生んでしまう終わり方

 

だったので

 

この8回にはなんか怒りそうだなあ

 

とは思っていたのです

 

足が吊ったというのは偶然のアクシデント

かもしれないですが

リズムが変わったことでの体の変調

という可能性もないわけではありません

 

とはいえ

許した安打は

その1本だけ

というのは

さすがという他ないでしょう

 

  ◇

 

負け投手となった渡邊勇太朗投手ですが

 

7回までの投球は

才木投手に勝るとも劣らない内容で

 

才木投手ナイスピッチングの

陰の立役者

と言ってもいいんじゃないかな

と思いました

 

5月半ばから一軍で先発ローテーション入りして

まだ勝ちはついていないですが

非常に良い内容が続いています

 

浦和学院高校時代は

大谷選手に憧れて大谷選手そっくりの投球フォーム

でしたが

 

今は

体が横にガッチリとデカくなって

力強さと荒々しさがありながら

変化球も多彩で精度が高く

 

今後西武の巻き返しに

なくてはならない存在

なのではないでしょうか

 

才木投手

渡辺投手

どちらも

今シーズン中

ノーヒットノーランの可能性も

十分ある

と思います

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした