放送作家の小野高義です

 

ロッテの連勝がついに11でストップしました

阪神が連敗を5で止めました

いつかは止まるものではありますが

どちらもらしさを全開にしながら

それぞれの良いも悪いもひとまず落ち着いた

という形でしょうか

 

  ◇

 

ここまで

4試合連続

リードされながら9回に追いつき

引分けに持ち込んだり

延長で勝利してきたロッテは

 

今日の試合も

1-0のまま9回まで進み

その9回は

ノーアウトでランナー二人が出て

ソト選手とポランコ選手を迎える

という

まさに画に描いたような

ロッテの勝ちパターン

 

しかも

リードしている阪神は

9回も

才木投手が続投

守護神岩崎投手が精彩を欠いてるので

替えようにも替えがいない

 

という中でのこの状況

 

今までの流れを見た下手くそな脚本家が作った

わかりやすすぎるシチュエーションで

「あー今日もロッテだー」

 

と思ってました

 

  ◇

 

しかし才木投手

 

ソト選手に3-2のフルカウントまで粘られながら

インコースギリギリを突くストレートで詰まらせてダブルプレー

 

でもランナーを三塁に残して

この快進撃の立役者ともいえるポランコ選手

内野の間を抜けるか頭を越えれば同点

ここまでの流れなら

同点は固いでしょ

 

と思ってましたが

 

才木投手

9回になってもボールの威力が落ちるどころか

さらにギアを上げ

150キロを超えるストレートに

ポランコ選手も空振り

そして

2-2から打った打球はストレートの威力に押され

セカンドゴロ

 

才木投手が

たった1点を守り抜いた見事な完封勝ち

その1点は

今日1番に入った森下選手の

先頭打者ホームラン

 

ヒット数で言えば

ロッテ6本に対して

阪神が4本

 

これで

11連勝している相手に勝てたのは

ちょっとした奇跡で

その立役者は間違いなく才木投手です

 

  ◇

 

きょう負けていれば6連敗

 

同位置カード3連敗で

首位巨人に1,5ゲーム差をつけられ週末を終える

という後味の悪さ

となっていては

後々のチームの士気にも大きく影響したはずですが

 

それを

たった1点の援護で守り抜いた才木投手の完封は

ただの完封

ではない

大きな1勝となったと思います

 

ストレートの威力

カットボールのコントロール

フォークの落差

 

ポテンシャルの高さは日本代表クラス

といっても過言ではないでしょう

 

まだ6月始まったばかりで

完封は早くも3つ目で

きょうを含め2つが1-0完封

 

しかも

阪神で

敵地で1-0完封を年に2回したことがあるのは

あの

江夏豊投手以来55年ぶり

 

まさに

昭和のピッチャーのような頼もしさすら感じさせる

まさにエースの投げっぷりですが

 

ヒーローインタビューで

「オーマイガー」とか「ウエーイ」とか軽く出ちゃう

いかにも令和のZ世代なギャップも

嫌いではないです

 

 

才木投手のピッチングだったと思います

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした