放送作家の小野高義です

 

ロッテの佐々木朗希投手が

きょうは

8回を投げ3安打12奪三振1失点

と好投しながら

好調日本ハムと延長12回の末引分け

4勝目はなりませんでした

 

  ◇

 

とはいえ

 

きょうはフォークが冴え渡っただけでなく

今シーズン最速の162キロを計測

 

内容的には

今シーズンで1番良かったんじゃないか

 

という気がしました

 

前回の登板で

同じ日本ハム相手に5点を失いノックアウト

というふがいない内容だっただけに

 

この試合に賭ける思いは強かったんじゃないか

と思います

 

  ◇

 

8イニングという投球回数も

今シーズン自己最多

 

しかし

球数自体は108球

6回途中でマウンドを降りた123球よりも

少ない球数です

 

  ◇

 

今シーズンは

おそらく出力を抑え気味にして

球数やイニングを意識してケガなく1年を乗り切る

ということをテーマに投げてきた

という感じに見受けられる佐々木投手ですが

 

きょうはそのリミッターを外したような投球

だったように感じました

 

投球フォームの躍動感も

昨年や一昨年の良い時

の勢いがあるように感じました

 

  ◇

 

1年間戦えるかどうかについてはさておき

 

きょうのような内容であれば

ストライク率も高く

出すランナーの数も少なくなるので

結果

球数少なくイニング数を稼げているので

 

だったら

出力抑えるとかせずに

去年とか一昨年くらいに投げれば良いのにな

 

という気もしてきます

 

確かに

全球160キロ超えの肩肘には相当なストレスがかかるのは

間違いないですが

 

出力を抑えたところで157,8キロくらいは出てしまうので

そんなに変わらないんじゃないか

っていうことと

 

実は162,3キロのボールも

佐々木投手にとっては

100%の力ってわけではなく

コースに制球できるちょうど良い力感

なんじゃないかなという気がします

 

逆に

出力を抑えていたこれまでの投球を見ていると

出力抑えすぎて

ストレートのシュート回転が昨年よりも目立ったり

変化球のキレも

今日に比べるとやっぱりちょっと落ちて見極められやすくなってる

ような気がして

 

たぶん昨年一昨年の

160台当たり前の出力こそが

佐々木朗希投手の適性

なんじゃないかなという気がします

 

  ◇

 

今シーズンは

一回り体も大きくなった感もある

佐々木投手

 

160キロ台を連発している方が

毎回試合を作ってシーズン通して投げきれる

ような気がします

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした