放送作家の小野高義です
デビューから8連勝
と記録を伸ばし続けていた
オリックスの東晃平投手ですが
ついに敗戦投手となりました
過去最高は
巨人堀内投手の13連勝
先発だけでの連勝記録は
82年前の藤本英雄投手の10連勝
以来の8連勝
ということで
もうちょっと記録が伸びて欲しかったなあ
と思うけれど
プロの世界でもあるし
記録が途切れるこ自体は
まあ仕方ないです
が
今日のピッチングが
7回をわずか1安打
自責点0
という完璧すぎる内容
だっただけに
嫌それで負けちゃうんかい
っていう惜しさはあります
◇
唯一のヒットを打ったのは
サニブラウンに勝った男
五十幡亮汰選手
で
ヒットで出塁して
盗塁
悪送球で三塁
サードへの内野ゴロでホームイン
名手のサード宗選手にフィールダースチョイス
がつきましたが
これ
普通はアウトだけど
五十幡選手の足が尋常じゃない
っていうだけの話で
つまりは
五十幡選手の足にやられた
という一点で
結果この一点を
日本ハムが
「守り切って」
勝利したわけです
◇
「守り切った」
といえばそうなんですが
というより
「いやいやオリックス打てなさすぎでしょ」
っていう表現の方が
正しいんじゃないかな
という気がしないでもないです
パ・リーグ3連覇中の
まさに黄金時代を築いている
とも言えるオリックス
ですが
今年はとにかく打てなくて
チーム打率は
、199
と
12球団で唯一2割を割っちゃって
12球団断トツのビリです
◇
昨年
吉田正尚選手の抜けた穴をどうしよう
と言ってたけれど
森友哉選手の加入だったり
開幕から新人の茶野選手がレギュラーに定着したり
打線は日替わりで入れ替わるけれど
起用された選手が期待に応えて結果を出す
という良い循環が続いて
攻撃面でも隙がない感じを受けていました
今年は
広島からFAで
天才、西川龍馬選手も加入して
さらに打線が強化された
と思われましたが
なんかこう
全体的に沈んでいる印象があります
特に
森友哉選手の打率が2割を割り込んだり
ちょっと前の試合では
慣れないライトの守備で落球したり
なかなかリズムに乗れてない感じがします
森選手
実はキャッチャーとして試合に出てた方が
バッティングも乗ってくるタイプ
って感じもするので
ライト守ったり指名打者だったりをぐるぐるしてると
ちょっと影響してくるのかなあ
なんて思ったりして
森友哉選手に当たりが出てきたら
オリックス波に乗れそうだなあ
という気もします
◇
打てない
といえば
ヤクルトの村上宗隆選手も
なかなかに重症な感じです
4月半ばだというのに
まだ
ホームランも0
打点も0
そしてチームは最下位
一昨年の最年少三冠王が
WBCで歯車が狂いはじめ
昨シーズン終盤には
ようやく何かをつかみかけた兆しも見えた
かに思えましたが
今年になって
まだ
何かが噛み合っていない
ような気がします
◇
村上選手は
もちろんパワーヒッター
という部類ですが
目の焦点を合わせたりするルーティーンとか
バットの先端をくり抜いたことで打撃が一気に上向いた
とか
非常に繊細でデリケートなバッティングをしているタイプなんだろうな
という気がします
どっちが良い悪いとかではなく
バットの長さをいきなり何㎝も変えてホームランをバカスカ打ちまくる大谷選手
とは真逆のタイプ
と言えるでしょう
今
セ・リーグで打撃3部門トップの巨人岡本選手は
どっちかというと
フォームもけっこうモデルチェンジが多いけど
その都度結果を残してる感じは
どっちかというと
大谷選手タイプ
な気もします
◇
ともあれ
村上選手が打てないと
やっぱりヤクルトは苦しいです
一昨年の日本一は
やはり村上選手の存在があってこそ
そんなヤクルトと2年連続で日本シリーズを闘ったオリックスも
どんなに投手が良くても
打てなければ勝てないのは必然
この2チームがともに両リーグの最下位
というのは
2年前からは信じられない現象
ではありますが
ここからの反転攻勢を
期待せずにはいられません
というわけできょうはこのへんで
小野高義でした