放送作家の小野高義です

 

中日が2連勝して

単独首位を守りました

 

8年前の単独首位は一日天下

だったのでそれを超えました

 

ビジターで5連勝

というのも

強さを感じます

 

まだまだ序盤ではありますが

今年のセ・リーグ

混沌としておもしろいですね

 

  ◇

 

中日に敗れたDeNAですが

 

先発は

高卒3年目の小園健太投手

キャッチャーが高卒2年目の松尾汐恩選手

という

若いバッテリーで

期待溢れるキラキラ感あっていいなあ

と思ってたんですが

三回途中までに5失点

結果を出すことができませんでした

 

  ◇

 

小園健太投手といえば

 

2021年のセンバツでは

ベスト4に進出

 

風間球打投手、森木大智投手、関戸康介投手

らと並んで

高校生ビッグ3とかビッグ4

と呼ばれた逸材で

ストレートだけでなく

スライダーのキレやコントロール、投球術なども抜群で

 

高校生ビッグ4の中でも

最もプロの適応が早そう

という評価もありました

  ◇

 

この世代

 

高校生投手は大豊作

と言われ

 

ドラフト1位には

小園健太投手の他

ソフトバンクに風間球打投手

阪神が森木大智投手

日本ハムは達孝太投手

 

他にも

日本ハムの畔柳亨丞投手

ヤクルトの竹山日向投手

 

など

高校時代最速150キロ以上を計測した逸材が続々ドラフトで指名されました

 

しかしながら

この世代の投手で

勝利を挙げた投手は

まだいません

 

  ◇

 

一方…

 

ロッテドラフト1位で

小園健太投手の女房役だった

松川虎生選手

そして

愛工大名電から広島入りした

田村俊介選手は

ドラフト4位指名ながら

今年

最年少侍ジャパンとして頭角を現しました

ちなみに田村選手は中学時代

高校生ビッグ4にも数えられた関戸康介投手と

中学時代

明徳義塾中のチームメイトです

 

同じドラフト4位下位指名で

阪神の前川右京選手は

今や阪神の中軸を任されるほどのバッターに成長

 

また

育成ドラフトで西武に指名された

滝澤夏央選手も

高卒1年目にショートで一軍出場して結果を残すなど

 

むしろ

注目度はさほどではなかった

野手

の方が結果を残している世代

 

となっています

 

  ◇

 

同世代の投手では

小園投手と同じDeNAで

ドラフト4位指名の深澤鳳介投手は

開幕前は

ローテーション入りも期待されていましたが

トミージョン手術を受けるため

初勝利はお預けとなっています

 

一方で

今、この世代で

最も初勝利が近いのではないか

と思われるのが

 

今年

育成選手から支配下登録された

巨人の京本眞投手

ではないでしょうか

  ◇

 

明豊高校出身で

センバツ大会では

小園健太投手の市立和歌山と対戦はしていますが

京本投手はこの試合投げていません

 

ぼくも

ベスト8の試合は生で観戦して

その時の京本投手は生で見てたんですが

 

体は大きいけど

普通の高校生のレベルの投手

という感じで

同じ日に投げた

中京大中京の畔柳投手のストレートの力強さ

東海大相模の石田投手(巨人ドラフト4位)の

ストレートとテンポの良さ

などと比べると

 

ほぼ印象に残らない投手でした

 

しかし巨人で育成選手として鍛え上げた体は一段と大きくなり

フォームもさらに力強くなり

高校時代140キロがせいぜいだった球速も

今や150キロを軽く超えてきて

 

昨年二軍で結果を残すと

今年はキャンプやオープン戦で見せた

そのボールのすごさに

各球団関係者がザワつくほどの

注目選手となりました

 

  ◇

 

この世代の高校野球を見ていた時に

正直

この2024年の未来図は

描けないです

 

逆に言えば

高校生ののびしろなんて誰にもわからないし

だからこそ夢もある

 

ということでしょう

 

この世代の投手

 

高校生ビッグ3が先か

育成、下位指名が先か

 

そのへんにも

注目していくとおもしろそうですね

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした