放送作家の小野高義です

 

井端監督率いる侍ジャパンが

3月6,7日に行われる

欧州代表戦との強化試合のメンバーを

発表しました

 

宮城大弥投手

近藤健介選手

村上宗隆選手

源田壮亮選手

中野拓夢選手

など

昨年のWBCメンバーも参加するなど

欧州相手とは言え

かなりの本気度であることがうかがえます

 

なんなら昨年末に行われた

アジアプロ野球チャンピオンシップ

より豪華なんじゃないか

と思わせる陣容です

 

その一方で

明治大学・宗山塁選手

関西大学・金丸夢斗投手

愛知工大・中村優斗投手

青学大・西川史礁選手

 

大学生選手が4人も選出されました

 

侍ジャパンのトップチームに大学生が選出されるのは

初めて

とのことです

 

(かつてのプロアマ混合でオリンピックに出場していた時はカウントされないようです)

 

いずれも

今年のドラフト1位まちがいなしの即戦力の選手ですが

NPBのトップの選手とともに闘うことで

何かを学び取って欲しい

という

井端監督はじめ

日本プロ野球としての願いが垣間見られて

すごく言い選出だな

と思いました

 

 ◇

 

そんな大学生

よりも年下の最年少20歳の選手も二人選出

 

一人が

昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップにも出場し

冴え渡るストレートで好投し、注目を集めた

根本悠馬投手

 

そしてもう一人が

広島の田村俊介選手です

  ◇

 

田村選手は

昨年

入団2年目で一軍デビューを果たし

今年

西川龍馬選手が抜けた外野の一角を担うことが期待される

注目の若手です

 

高校時代は

愛工大名電で

甲子園にも出場し

左腕からの140キロの速球を投げる投手

強肩強打の外野手

という

二刀流として

話題を集めていました

 

でも

個人的にすごく印象的なのは

田村選手が中学時代の時

だったりします

 

  ◇

 

田村俊介選手の出身中学は

明徳義塾中学校

 

当時の明徳義塾中学には

関戸康介君という

中学生ながら146キロを投げる投手もいて

その投打二枚看板が

中学球界のみならず

野球界全体で注目を集め

 

当時担当していたスポーツ大将にも

出演してもらいました

 

  ◇

 

関戸君は

元プロ9人相手に何人連続で打ち取れるか

という企画で

なんと9人斬り

という快挙を達成しました

 

一方の田村俊介選手は

中学生スラッガーvs桑田真澄投手

という企画で

桑田投手から

見事なヒットを放っています

 

実はこの時

明徳義塾と同じ高知県の高知高校には

中学生ながら150キロをマークした怪物

森木大智君(現阪神)

もいました

関戸君と田村君が進学する明徳義塾と

森木君が進学する高知高校が相まみえる高知県はすごいことになる

と思っていたら

 

関戸君は大阪桐蔭に

田村君は愛工大名電に進学

 

明徳義塾かわいそうだなあ

と当時は思ってましたが

明徳義塾は

エース代木君を中心にチームを創り上げ

一度も森木君の高知高校に甲子園の土を踏ませなかった

となったので

それはそれで明徳もすごいなあ

と思ったものでした

 

  ◇

 

この時の

関戸君、田村君、森木君のスケール感でいうと

 

1森木君

2関戸君

3田村君

というランキングと期待度だったかな

と思いますが

 

そんな田村君が

いち早く侍ジャパンに選出

 

現時点では三人の中で一歩リード

といったところです

 

森木大智投手は

阪神の分厚い投手陣の中で

二軍スタートながら必死にアピールを続け

今年が勝負の年

 

関戸康介君は

大阪桐蔭時代

ストライクが入らなくなりイップス的な症状に見舞われたりもしましたが

現在

多くの好投手を輩出してきた日体大で

今年の春から3年生

すでに実戦復帰を果たし

復活を遂げようとしています

 

田村選手の

日本代表での活躍も注目ですが

森木君、関戸君

同世代の怪物たちの今季も

期待したいですね

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした