放送作家の小野高義です

 

きょうネットで

「全国に寄贈された大谷グローブがフリマサイトに!」

という記事が出て

 

そんなろくでもない人間がこの日本にいるとはなんと嘆かわしい

と思ってよくよく内容を見てみると

グラブではなく

寄贈されたグローブについていたタグ

でした

 

そのタグでも10万円の値をつけていた

 

ということで

 

タグかよ

と思いつつ

 

タグとはいえ大谷選手の善意を踏みにじる行為ではあり許されるものではない

ということは言うまでもなく

その出品に載せられることなく批判を浴びせて削除となる日本はまともで良かった

と思いました

 

とはいえ

 

10万円もするタグ

なんていうのは

今までも今後も地球上に現れないと考えると

 

やはり大谷翔平はすごいな

 

という一件でもありました

 

  ◇

 

大阪桐蔭高校からドラフト1位で入団した前田悠伍投手ですが

 

開幕一軍があるかも

という報道がありました

 

 

 

記事の内容によると

 

2月のキャンプでは

ブルペンで投げさせない方向

  ↓

なので

  ↓

早ければ4月に一軍

 

という文脈で

一瞬どういうことなんだろうな

と思いますが

 

これは

武田翔太投手の1年目に習った育成プランに沿ったもの

 

ということのようです

  ◇

 

武田翔太は

高卒1年目で

11試合に登板

8勝1敗という

高卒ルーキーとしては異例とも言える成績を残しました

 

これだけの成績だから

キャンプから一軍で…

っていう勢いだったのかと思いきや

 

ドラフト1位で前評判の高かった武田投手は

キャンプイン初日にブルペン入りしたものの

当時の三軍投手コーチだった倉野信次コーチが

「この状態だったら厳しい」

と育成プランを下方修正

 

キャンプでブルペン入りさせず

開幕一軍も白紙にしました

 

その後

7月に一軍入りすると

 

7月7日の日本ハム戦でプロ初登板初先発を果たし

5回までノーヒットの快投

 

結果的に11試合で8勝1敗、防御率1・07の好成績を残しました

 

その倉野コーチは

現在

1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーターという

4軍まであるソフトバンクの投手コーチを統括する立場にあって

 

その時の武田翔太投手の成長曲線と照らし合わせながら

前田投手のコンディションを見定め

 

キャンプで飛ばしすぎることなく

それでも順調にいけば

4月に一軍入りも可能

 

という状態のようです

 

  ◇

 

この記事読んで

 

なるほど

確かに前田投手は高校3年時はコンディションが良くなくて

甲子園行きを逃したということもあるし

武田投手という

前例があるのは心強いな

 

と思うとともに

 

そういえば

武田翔太投手って

1年目、そんなに華々しいデビューをしたんだっけな

ということを

久しぶりに思い出しました

 

  ◇

 

高卒1年目から大活躍した武田翔太投手は

その後

2015年に13勝

2016年に14勝

常勝ソフトバンクのエースとして君臨していましたが

 

それ以来

一度も二桁勝利をすることなrく

 

一昨年は2勝

昨年は1勝に留まっています

 

プロ生活は今年で13年目ではありますが

とはいえまだ31歳

 

限界を迎えるには早すぎる年齢です

 

  ◇

 

投手陣の層は厚いソフトバンク

ではありますが

今年は

モイネロ投手を先発転向させるプランもあり

 

先発投手陣は固まっていません

 

さらに

先だっての

山川穂高選手の人的補償問題で

 

小久保監督がローテ入りを明言していた和田投手が人的補償として報道されるなど

動揺が収まるには時間がかかりそうです

 

人的補償の候補として名前も挙がっていた武田投手

今のところ

中継ぎでの起用を明言されてはいますが

 

揺れるソフトバンクの投手陣の中にあっては

何があるかはわかりません

 

どんな形であれ

武田投手の復活は

すなわちソフトバンクのチームとしての復活にもつながる

と言えるかもしれません

 

角度のある150キロのストレートに

なんと言ってもNPB屈指の角度と曲がり幅のカーブは

まだまだ敵チームの脅威となる力がある

と思います

 

前田投手の記事から思い出したこと

ではありますが

武田翔太投手の復活なるか

注目したいと思います

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした