放送作家の小野高義です
東京は積雪かも…という予報でしたが
結局昨日からの雨は雨のまま
雪は積もりませんでした
昨日の夜はそこそこ寒かったですが
今日の夜はむしろ暖かいくらいで
走ったら汗ばむほどでした
暖冬暖冬とは言われてますが
なかなかの暖冬ですね
◇
そんな暖冬の中
田中将大投手がようやく契約を更改
減額制限(年俸1億円超は40%)を超える
2億1500万円減の2億6000万円プラス出来高払い
という
暖冬とは対照的な極寒の更改となりました
日本に帰ってきた時には
9億円だったのが
4億7500万円となって
2億6千万円
たった2年で6億円以上
毎年半分くらいずつ給料下がっていくのは
なかなかにキツいんじゃないでしょうか
◇
とはいえ
2億6千万ももらってるんだからいいんじゃないの
と
庶民感覚では思ってしまいそうですが
このくらい稼いでいると
単純に所得税だけで半分くらいは持って行かれる計算なので
税金のぶんしかもらえてない
ってことにもなるので
高額年俸ならではの悩みとか辛さも
たぶんあるんだろうなあ
とは思います
◇
これまで
推定年俸の最大減額は杉内俊哉投手が
16年に4億5000万円ダウンの年俸5000万円
18年オリックスで6億円だった金子千尋投手は
日本ハム移籍の19年に4億2000万円ダウンしました
連続ダウンでいくと
その金子投手は
翌年21年
さらに1億4500万円ダウンして
3年で5億6500万ダウン。
巨人菅野智之投手は
21年8億円から、2億→1億→1億と3年で4億円ダウン
松田宣浩選手は
21年年俸4億5000万円が22年に3億円ダウン
戦力外で巨人移籍し1億3000万円ダウンで2000万円
2年で4億3000万円ダウンしました
しかし
田中将大投手のように連続で年俸2億円以上のダウンはなく
6億円以上のダウンも史上初めて
という
まさに史上最大級の減俸
ということになります
◇
ところで
こうした
「減額制限を超える○%ダウン」
っていうニュースは
さして珍しいものではない気がします
じゃ
減額制限ってなんだよ
制限あるんだったら減額しちゃダメなんはないの?
という言葉ではありますが
減額制限を超えた年俸を提示するのは球団の自由で
これを
①選手が受け入れる
②契約破棄して自由契約選手になる
という2通りの「権利」が選手にある
ということのようです
◇
しかし
減額制限されるような成績
ってことは
だいたいが
相当調子が悪かったりケガしたりとかで
他の球団が欲しいと言わなそうな状態である
ってことがほとんどなので
だいたいが
減額制限を超えても契約
ってことが大半になるわけで
仕方ないといえば仕方ないし
あんまり意味がないっちゃ意味がないけど
ないよりは、多少は球団も遠慮する
って感じの制度
なんじゃないかな
という気がします
◇
田中投手が
メジャーから帰ってきてからの成績は
4勝9敗 防御率3,01
9勝12敗 防御率3.91
7勝11敗、防御率4・91
日本に帰ったら楽勝で達成すると思われていた
通算200勝にも
まだあと3勝も届いてません
初年度はコロナ禍でもあったし
防御率も良く
ただ運がなかっただけ
という声もありましたが
勝ち星が付かず負けが先行し
防御率も年々悪くなっていて
帰国当初
楽天は1年限りでメジャーに帰る
と言われていたのが
今や
メジャーどころか
選手として崖っぷちに立たされている
という厳しい立場に置かれていると言わざるを得ないでしょう
おそらく
他球団が楽天の2億5千万より良い条件を出すか
と言われれば
たぶん出さないだろうな
と思います
◇
昨年10月に右肘のクリーニング手術を受け
再起を賭ける田中投手
日米通算200勝まであと3勝
かつての輝きを取り戻すことができるのか?
注目の1年となりそうです
というわけできょうはこのへんで
小野高義でした