放送作家の小野高義です

 

1月3日です

 

正月三が日

という言葉があります

 

お正月が終わってしまう感じがして

なんかさみしいです

 

でも

本来「正月」は1月の別称です

一般的には正月行事をする期間ととらえ、1月1日~1月7日(地方によっては15日、または20日まで)の「松の内」

一連の正月行事を終え「正月事終い」の日とされる1月15日(地方によっては20日)の「小正月」までが

いわゆる古来からの日本における「正月」であります

 

4日から仕事始めなんかしなくていいのが

本来の日本なのであります

 

1月3日といえば

箱根駅伝の優勝が決まる日です

 

  ◇

 

ぼくはスポーツ全般大好きですが

 

おそらくマラソンとか陸上とかは

野球の次くらいに好きだったりします

 

サッカーとかラグビーより好きかもしれないです

 

1月1日

実業団の駅伝

ニューイヤー駅伝は

トヨタ自動車の優勝を予想して

その通りになりました

 

後からならなんとでも言えるといえば言えますが

本当にトヨタ自動車だと思ってたんですよ

 

今年は

駒澤大学から田沢廉選手がトヨタ自動車に入って

ぐっと層が分厚くなりましたから

 

箱根駅伝です

 

コチラは

そんな田沢廉選手が去年まで在籍していた駒澤大学が

圧勝するだろう

と予想していました

 

田沢選手が抜けた後も

その選手層の厚さは

他の大学の追随を一切許しません

 

三大学生駅伝と言われる

出雲駅伝

全日本大学駅伝

では

駒澤大学が圧勝して

 

青学の原監督も白旗をあげるようなコメントを出していたので

 

これはもう

誰が見ても

箱根駅伝も駒澤大学だろう

 

っていうのが

大方の見方でした

 

しかし

蓋を開けてみれば

 

往路二区から

青山学院が快走

 

三区で逆転すると

ずっとトップを譲ることなく

往路優勝

復路までトップを守り

 

なんと大会新記録で優勝してしまいました

  ◇

 

箱根駅伝は難しい

と言われます

 

ぼくの一応の母校

中央大学は

優勝候補の対抗馬に挙げられていながら

大会前に

16人中14人体調不良というひどい状況に陥って

シード落ちとなりました

 

実は

青学も一ヶ月前に

部内で集団インフルみたいな状態で

まさに中大と似たような状況でもあった

とのことですが

 

原監督は

自ら大学院に通って

自らの監督生活で培ったメソッドを体系化させてデータ化させたことで

体調不良者続出でどうなるかという状態から

優勝に導くことができたと語っています

 

青学すげえ

っていうか

原監督すげえ

 

って改めて思いました

 

  ◇

 

積み重ねたメソッドだけじゃなくて

当日の作戦も見事で

 

2区に黒田朝日(2年)、3区に太田蒼生(3年)という

原監督が“駅伝男”と評する2人を並べて

駒澤大学の勢いを封じる作戦

は見事に狙い通りとなり

駒澤大学を大いに揺さぶり、動揺をもたらしました

さらにこの2人が履いたシューズは

アディダス社の「ADIZERO ADIOSPRO EVO1」

という

9月のベルリンマラソンで女子のティギス・アセファ選手が

従来の記録を2分11秒更新する2時間11分53秒の世界新記録を樹立した時に

履いていたシューズと同じ

新世代の厚底シューズで

これが

定価8万2500円

なんとフルマラソン1回走ったらもう使えない

という

ウルトラ超軽量の、まさに勝負靴

ここに投入した

 

というのも

 

原監督の勝負師ぶりがうかがえます

 

このアディダスの厚底シューズ

1度でいいから履いてみたーい