放送作家の小野高義です
2回目の現役ドラフトが行われました
昨年は
阪神に指名された大竹投手が12勝2敗の大活躍で日本一に貢献
中日に指名された細川成也選手はチームトップの24本塁打で
今やチームの中軸に
その一方で
半分の6名が戦力外となるなど
明暗分かれる形とはなりましたが
そのままいればいずれ戦力外となりそうな選手が
新天地で機会を与えられるというこの制度は
実に良い制度なんじゃないかな
と思います
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第2回目の今回は
ドラフト1位で入団した選手が3名もいます
中日の鈴木博志投手を指名したのが
オリックス
和製キンブレルと呼ばれた独特のモーションから
150キロを超える力強ストレートで
新人の年にはセットアッパーとして53試合に登板するなどフル回転しました
しばらく低迷の時期が続いていましたが
今年から先発に転向し
オリックス戦では5回を無失点に抑えるなど
新たなキッカケをつかんだ1年でもありました
指名したのがオリックス
というのも
来年のブレイクの予感がします
阪神の馬場皐輔投手も
鈴木投手と同じ2017年のドラフト1位入団
今回の現役ドラフトでは巨人が指名しました
阪神から巨人への移籍は大変レアらしく
2004年の野村克則選手以来
実に19年ぶりだそうです
馬場投手も阪神の分厚いブルペン陣の中で力を発揮できなかった1年ですが
最速155キロのストレートは力があり
環境を変えれば大ブレイクの予感があります
そしてもう一人のドラフト1位指名が
ロッテの
朗希じゃないほうの佐々木
佐々木千隼投手です
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佐々木千隼投手といえば
外れ1位の5球団競合
という珍しい記録でロッテに入団しましたが
このブログでも度々触れさせていただいているとおり
ぼくの生まれ育った
日野市三沢の出身
日野市出身の初のプロ選手であり
まさに日野市の星
なのであります
2021年には
中継ぎながら
54試合に登板し8勝を挙げ
初のオールスターにも選出されました
しかし今季は
オリックスと双璧をナスほどの充実したリリーフ陣の中で
一軍登板は2試合に留まりました
このまま終わるような投手ではない
ことは言うまでもなく
日野市民ならずとも
来年のブレイクを期待せずにはいられないでしょう
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地元と言えば
DeNAの櫻井周斗投手が
楽天に指名されました
櫻井投手といえば
日大三高時代
秋季大会決勝で
清宮選手から5打席連続三振を奪った本格派左腕で
かつ
高校通算32本塁打
U18W杯ではクリーンナップも担った
二刀流でした
ぼく個人的には
櫻井投手が2年の夏
府中球場で
我が母校と対戦してるのを見ていて
その時の日大三高は
3年生に現広島の坂倉捕手がいて
櫻井投手は背番号8をつけて
リリーフでマウンドにあがりました
この試合
我が母校が5点差を逆転し
9回まで9-6とリードしながら
最終回4点を取られて逆転された
という試合だったので
坂倉選手も櫻井選手も
非常に印象に残っているし
なんかすごく思い入れがあります
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櫻井投手の持ち味は
清宮選手を苦しめた切れ味鋭い消えるようなスライダー
そういえば
海外FAでチームを抜けた
松井裕樹投手も
高校時代は
その切れ味鋭いスライダーで
1試合22奪三振という常識外れの記録を打ち立てました
まだ24歳
松井投手の後を務めるような活躍を
是非期待したいですね
というわけできょうはこのへんで
小野高義でした