放送作家の小野高義です

 

2回目の現役ドラフトが行われました

 

昨年は

阪神に指名された大竹投手が12勝2敗の大活躍で日本一に貢献

中日に指名された細川成也選手はチームトップの24本塁打で

今やチームの中軸に

 

その一方で

半分の6名が戦力外となるなど

明暗分かれる形とはなりましたが

 

そのままいればいずれ戦力外となりそうな選手が

新天地で機会を与えられるというこの制度は

実に良い制度なんじゃないかな

と思います

 

  ◇

 

第2回目の今回は

 

ドラフト1位で入団した選手が3名もいます

 

中日の鈴木博志投手を指名したのが

オリックス

 

和製キンブレルと呼ばれた独特のモーションから

150キロを超える力強ストレートで

新人の年にはセットアッパーとして53試合に登板するなどフル回転しました

しばらく低迷の時期が続いていましたが

今年から先発に転向し

オリックス戦では5回を無失点に抑えるなど

新たなキッカケをつかんだ1年でもありました

 

指名したのがオリックス

というのも

来年のブレイクの予感がします

 

阪神の馬場皐輔投手も

鈴木投手と同じ2017年のドラフト1位入団

 

今回の現役ドラフトでは巨人が指名しました

阪神から巨人への移籍は大変レアらしく

2004年の野村克則選手以来

実に19年ぶりだそうです

 

馬場投手も阪神の分厚いブルペン陣の中で力を発揮できなかった1年ですが

最速155キロのストレートは力があり

環境を変えれば大ブレイクの予感があります

 

そしてもう一人のドラフト1位指名が

ロッテの

朗希じゃないほうの佐々木

佐々木千隼投手です

  ◇

 

佐々木千隼投手といえば

外れ1位の5球団競合

という珍しい記録でロッテに入団しましたが

 

このブログでも度々触れさせていただいているとおり

 

ぼくの生まれ育った

日野市三沢の出身

 

日野市出身の初のプロ選手であり

 

まさに日野市の星

 

なのであります

 

2021年には

中継ぎながら

54試合に登板し8勝を挙げ

初のオールスターにも選出されました

 

しかし今季は

オリックスと双璧をナスほどの充実したリリーフ陣の中で

一軍登板は2試合に留まりました

 

このまま終わるような投手ではない

ことは言うまでもなく

日野市民ならずとも

来年のブレイクを期待せずにはいられないでしょう

 

  ◇

 

地元と言えば

 

DeNAの櫻井周斗投手が

楽天に指名されました

櫻井投手といえば

日大三高時代

秋季大会決勝で

清宮選手から5打席連続三振を奪った本格派左腕で

かつ

高校通算32本塁打

U18W杯ではクリーンナップも担った

二刀流でした

ぼく個人的には

櫻井投手が2年の夏

府中球場で

我が母校と対戦してるのを見ていて

その時の日大三高は

3年生に現広島の坂倉捕手がいて

櫻井投手は背番号8をつけて

リリーフでマウンドにあがりました

 

この試合

我が母校が5点差を逆転し

9回まで9-6とリードしながら

最終回4点を取られて逆転された

 

という試合だったので

 

坂倉選手も櫻井選手も

非常に印象に残っているし

なんかすごく思い入れがあります

 

  ◇

 

櫻井投手の持ち味は

清宮選手を苦しめた切れ味鋭い消えるようなスライダー

 

そういえば

海外FAでチームを抜けた

松井裕樹投手も

高校時代は

その切れ味鋭いスライダーで

1試合22奪三振という常識外れの記録を打ち立てました

 

まだ24歳

松井投手の後を務めるような活躍を

是非期待したいですね

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした