放送作家の小野高義です

 

高校野球

全国各地で波乱が起きております

 

選抜準優勝の報徳学園が

兵庫大会5回戦で

神戸国際大学付属に敗れて

春夏出場の夢を絶たれました

大阪桐蔭高校を破ったあのセンバツでの戦いぶりを見る限り

夏の出場は固いと思ってただけに

5回戦で消えるというのはなかなかに衝撃です

 

とはいえ

神戸国際大学付属は

2年生ながら146キロを計測する豪腕

津嘉山投手など

投手力がえげつないと評判の学校で

報徳学園に勝つことは

番狂わせではなく

たまたま今回勝ったのが神戸国際大学付属だった

 

ということだと思います

 

  ◇

 

我が地元東京では

 

西も東も

波乱が続いています

 

春夏4季連続出場の二松学舎高校が

3回戦で敗退したのを皮切りに

 

きのうは

西東京で春のセンバツベスト8の東海大菅生が

5回戦で駒大高校に敗戦

 

そしてきょう

 

東東京で

第一シードの帝京高校が岩倉高校に敗れ

第2シードの関東一高が

延長タイブレークの末

日大豊山高校にサヨナラ負けを喫しました

  ◇

 

実は

東東京の代表は

 

2014年から

全て二松学舎か関東一高

 

 

2020年の代替大会では

帝京が優勝しているので

 

 

過去10年の東東京大会で優勝している高校が

ベスト8を前にステ

全て負けてしまう

 

という

 

これはこれでけっこうな波乱となったわけです

 

  ◇

 

では

この3校が独占する前の2013年に優勝したのが

修徳高校で

きょうは2-0で勝利しています

 

今秋ドラフト候補の最速147キロ右腕、篠崎国忠投手に注目が集まっています

この修徳高校と対戦するのが

きょう帝京高校を下した岩倉高校です

 

岩倉高校が強豪高校

というイメージは

最近の方にはないかもしれないですが

 

ぼくら世代では

1984年

春のセンバツで

KK擁するPL学園を下して優勝したのがあまりにも衝撃的で

しかも

ちょうどぼくが高校野球をやってた頃にその名残があったので

岩倉=全国の強豪

 

みたいなイメージがあります

 

しかし

甲子園出場は

その1984年の春と

1997年の夏の2回だけ

 

というのがちょっと意外です

 

  ◇

 

そして

関東一高に勝った日大豊山高校は

西暦2000年に甲子園に1回出たことがあります

 

2015年には準優勝で甲子園まであと一歩

と迫りましたが

その時の相手が

オコエ瑠偉擁する関東一高

 

 

その時の日大豊山高校のエースが

社会人を経て

昨年ヤクルトにドラフト1位指名された

振り子投法の

吉村貢司郎投手

でした

 

日大豊山高校としては

8年越しのリベンジを果たしたことになりますね

 

  ◇

 

今年

この日大豊山高校で4番を打つのが

光永翔音君

実は

夏の高校総体では100メートルバタフライとリレー2種目で優勝。

先月24日の東京都高校選手権では100メートルバタフライで

高校の全国ランキング2位となる54秒34をマークした

 

という

 

水泳界の逸材であり

野球でも

千葉マリンジュニア出身で

 

スポーツ大将では

水泳で天才スイマーとして

瀬戸大也選手として対決しました

 

高校でも

野球と水泳の二刀流を続けて

どちらも結果を残しているのが

素晴らしいですね

 

  ◇

 

高校野球には

話題の人気校や

超高校級の選手擁する実力校が

各地にあります

 

しかし

 

それらの高校が敗れても

その高校と遜色のない実力と話題の高校が後から後から出てくる

 

高校野球の底力を逆に感じる

日本全国波乱の高校野球の1日なのでした

 

ちなみに

我が母校がシード校の桜美林を3安打完封しました

エースの林晃大くん

素晴らしい投手です

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした