放送作家の小野高義です
首位争いの4チームが
1位と2位
3位と4位が
それぞれ直接対決するセ・リーグ
3位広島と対戦した4位巨人は
中田翔選手、秋広優人選手、丸選手などの
一発攻勢で
3位広島との差を0,5ゲームとしました
中でも
今シーズン2度目となる
仲田選手と秋広選手の
師弟アベック弾が
微笑ましい光景
と
ファンの間では話題になっています
◇
中田選手と秋広選手といえば
秋広選手が
中田選手に弟子入りを志願して
自主トレをともにして
ごはん12合をノルマとする
いわゆる食トレを秋広選手に課し
秋広選手は増量に成功
身長2メートルながら細身だった体は100キロ近くのデカさとなり
そのパワーが
今日の打球速度165キロのホームランを生み出しています
この
「増量自主トレ」を始めた2年前には
賛否がありましたが
今となっては
強い絆の師弟関係は巨人の名物の一つ
でもあります
◇
ただ
個人的には
なんで
秋広選手が中田選手に弟子入りしたのか
は
ちょっと謎なんですよね
秋広選手は
千葉県生まれで高校は東東京の二松学舎大付属
一方の中田翔選手は
広島生まれで
高校は超絶名門校、大阪桐蔭高校
大阪の野球と東京の野球
特に
「高校野球」
に関しては
文化も気質も違うって感じがして
大阪の高校野球選手は
東京に限らず
どこの高校に入学しても
そのチームを大阪に染めてしまうくらいの
クセの強さとか押しの強さが
良い意味でも悪い意味でもあったりします
それに比べると
東京とか関東の高校野球は
個人の技術とかセンスがヒエラルキーを決める
的な気質
みたいなところがあるんじゃないかな
という気がします
どちらかというと
大阪の方が
良くも悪くも
何事も勝負事として勝ちにこだわる気質
みたいなところがあったり
良くも悪くも
味方同士の距離も、なんか「近い」って感じ
で
東京の方は
個人を高めることの方に興味があって
まあ人によるけど
他人に距離詰められすぎると
近いのに耐えられなくて「うわ」ってなる感じ
なイメージがあります
で
なんというか
中田選手はそういう典型的な関西人タイプで
秋広選手は
見た目からして
とっても東京っぽい野球人なのかな
というイメージがあります
◇
中田選手の後輩へのいじり
ということでは
帝京高校出身の杉谷選手との関係がおなじみでしたが
杉谷選手というのは
東京出身ではありますが
画に描いたような典型的ないじられキャラで
まさに
東京に野球留学した関西の野球少年が
まっさきにいじりたくなる選手
っていう感じです
◇
しかし
秋広選手は
背も高くてスマートで
見るからに都会的で
大阪人と言えども
そう簡単には距離を詰められないオーラがある感じに見えます
そんな秋広選手が
距離を詰められる前に
敢えて
アクの強そうなTHE関西人に
自ら距離を詰めて弟子入りした
というのは
なかなか意外だったなあ
という気がしていたのです
◇
そう思いながら
ここ最近
秋広選手が活躍する場面が増え
その様子を見ていると
髪型が
けっこうなツーブロックになっていて
顔つきや目つきも
だんだんと
いかつくワイルドになってきた気がして
あれ?
秋広ってこんなかんじだったっけ?
と思ったりします
◇
秋広選手の生い立ちや育ちについて詳しくは知りませんが
お兄さんも
U12の日本代表だった野球選手という野球一家
だそうで
見た目以上にワイルドな気質の持ち主
なのかもしれません
あと5年もしたら
中田選手とか
あるいは
二松学舎の先輩
鈴木誠也選手のように
ヒゲ生やしたワイルドな秋広優人選手ができあがっているかもしれません
それはそれで見てみたいし
いいんじゃないかな
と思います
というわけできょうはこのへんで
小野高義でした