放送作家の小野高義です
大谷しか勝たん
と言われていた大谷投手
きょうも勝てませんでした
ベーブルース以来104年ぶりの快挙
と言われる
二桁勝利二桁ホームラン
は
これで3回お預け
となりました
お預け
なのは
実は去年からで
9勝を挙げたあと
2回の登板で勝ち星を挙げることができず
2年越しで
「ベーブルース以来104年ぶりの快挙」
はお預けとなっているわけです
◇
気になるのは
前腕部分の違和感による降板
ということで
「軽症」という報道はされていますが
いやな不安が残ります…
数々の
「ベーブルース以来」
の記録を打ち破ってきた大谷選手
ですが
まるで
ベーブルースが
「これだけは絶対に譲らんぞ」
と空の上から言っているような
「ベーブルースの呪い」
がかかっているかのように感じるのは
ぼくだけではないでしょう
右腕前腕部の違和感が軽症であることを祈るばかりです
◇
そんな
二桁の壁
に苦しんでいる投手が
日本にもいることにお気づきでしょうか
それが
巨人軍の
戸郷翔征投手です
先月7月12日に完封勝ちして
ハーラートップに立ってから
一ヶ月近く白星がありません
今年だけでなく
去年も
前半戦
一時ハーラートップを走りながらも
9勝でストップ
新人賞を争ったおととしも
9勝止まりでした
後半戦失速して勝てなくなる
という状況が
今年で3年続いているのは
やはり
「二桁勝利」
という壁は
ぼくたち素人が思っている以上に
分厚く高いもの
なのかもしれません
◇
戸郷投手の後半の失速
というのは
図らずも
巨人の成績と歩調を合わせるように連動していて
巨人絶好調の時の戸郷は勝てて
失速すると勝てなくなっている
気がします
気がつけば最下位
というところまで落ちてしまった巨人軍
ではありますが
きょうは
山崎伊織投手が8回3安打無失点という素晴らしい投球で
自身2ヶ月半ぶりの勝利を
そして巨人にとっても
およそ3週間ぶり
7月18日以来の勝ち星を
挙げました
巨人が先か戸郷が先か
はわかりませんが
戸郷が10勝の壁を破った時
再び巨人が勢いを取り戻し
戸郷の再びの連勝街道が始まる
ような気がしないでもない夏の夜でした
というわけできょうはこのへんで
小野高義でした