放送作家の小野高義です

 

田中将大投手が

ファン感謝デーで

来季の楽天残留を発表しました

今シーズン4勝9敗

成績は振るわなかったものの

防御率は3,01

内容がそれほど悪かったわけではなく

食指を動かすメジャーの球団もないわけではなかった

と思われますが

 

MLBの労使協定不調和などの不透明感に加え

オミクロン株の出現でまたしても先行きが怪しくなったコロナウイルスの影響などもあって

日本に残るという選択は

むしろ必然かな

という気がします

 

  ◇

 

同じく今日

 

オリックスのジョーンズ選手が日本を離れ

 

本人は

「日本でもう一度みんなと日本一をつかみたい」

強く残留を希望していたものの

球団側は

契約を更新する意思はないというコメントを発表

 

どうやら日本での姿はもう見納めのようです。

  ◇

 

ジョーンズ選手といえば

 

メジャーリーグで282本のホームランを放った

レジェンド級のスター選手

でしたが

 

 

日本に来てからは変化球に苦しみ

レギュラーとして満足な成績を残せないまま

レギュラーから降格

したものの

代打として打率429という驚異的な数字を残し

代打の神様として

パ・リーグ25年ぶりの優勝に貢献しました。

 

日本シリーズでも

マクガフから打った代打ホームランは見事でしたね。

  ◇

 

ふつう

これだけのスター選手が

格下と思われる日本の野球でレギュラーを外されたら

プライドはズタズタになって腐ってしまうところですが

ジョーンズ選手は

自らそれを受け入れ

代打に専念する

だけでなく

イニング間にキャッチボールの相手を買って出るなど

全力でチームに貢献する姿は

胸を打つものがありました。

来日した時から

日本に溶け込もうと

ラーメン食べる時にフーフーする動画がかわいらしかったり

とか

とっても良い奴で真面目な男

というのが

伝わってきました。

 

なので

ジョーンズと契約を結ばないという発表に

ガッカリするファンも多かったようです。

 

  ◇

 

契約をしなかったのは

高額年俸がネックだった

と言われています。

 

ジョーンズの年俸は

日本円でおよそ6億円

 

まあ

確かに高いです

 

どんな契約が交わされてるか定かではありませんが

でも

ジョーンズ選手が

減額は一切受け入れないみたいな金銭面で折り合いがつかないから退団

ということではなくて

来年もオリックスでプレーしたかったというのは本心なんだろうなあ

と思います、

 

  ◇

 

今年

杉本裕太郎選手が大ブレイクしてホームラン王を獲得しましたが

 

その杉本選手は

ジョーンズの

「力感がなくても打球が飛ぶスイング」

を参考にしたことで

今年のホームラン量産につながった

 

と言います。

 

楽天田中投手が

4勝9敗という数字以上の評価を受けているのは

若手投手陣をはじめ

楽天という若いチームに与える影響が計り知れないから

と言われています。

 

そういった貢献度で言えば

メジャーリーグの大スターだったジョーンズ選手も

同じくらいの貢献度があるんじゃないか

 

ジョーンズの存在なしに果たして優勝は実現できたのか

 

という気もします。

 

ちなみに

田中将大投手の年俸はおよそ9億円

 

ジョーンズ選手よりも3億円高いようです。

 

6億円の代打要員が高い

というのはわからんではないですけど

それにしては

もうちょっとなんとかならんかったかなあ

 

という気もしないでもない

ジョーンズ選手の離日のニュースでした。

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした