放送作家の小野高義です

 

オリンピックもあと3日

となりました。

 

毎日毎日朝から晩までオリンピックがある日常が当たり前になっていて

今週を明けたらその日常がもうなくなっている

ということが

ちょっと信じられないであります…

 

  ◇

 

しかし

 

閉会式の

その翌日からは

夏の甲子園が始まります!

 

無観客ではありますが

今年は間違いなくやります!

 

オリンピックにかまけているばかりではなく

地方予選もできる限りチェックして

甲子園大会への準備は怠っておりません

 

ヤバいですね今年の夏は

休む暇を与えてくれません笑

 

  ◇

 

地元の西東京代表、東海大菅生が

大阪桐蔭と初戦で対戦

という

地獄のような組み合わせは

 

西東京大会で

我が母校と早稲田実業と日大三高と國學院久我山と

…っていう地獄のブロックですり減った国学院を決勝で倒したという

もちろん実力はあるけど比較的恵まれたくじ運

しっぺ返しなのかもしれない

人智を超えた運命論を持ち出したくなるようなくじ運

ではありますが

 

これはもう

本来なら甲子園の決勝でもおかしくない

日本トップクラスの戦力を持ったチーム同士の戦い

なので

 

西東京の代表として

良い戦いを期待しています。

 

  ◇

 

その他にも

3年ぶりの出場、横浜は

左右の量エースで春夏甲子園出場の強豪、広島新庄

と対戦

とか

春の準優勝、明豊

同じく春の選抜で

中京大中京を相手に圧巻の投球を見せ

日本の野球界をもザワつかせた深沢投手擁する専大松戸の対戦

とか

 

初戦ではもったいないカードが目白押し

 

ではありますが

 

個人的に

最も注目したいのが

このブロック

 

 

 

最速157キロ投手

風間球打投手のノースアジア大学明桜高校

帯広農業と対決。

北北海道の代表

ですが

昨年の甲子園交流戦でのバッティングの総合力の高さは

実は

甲子園で旋風を巻き起こすタイプの実に良いチームだな

と思ってました。

 

そして

高校野球界のレジェント的名監督

鍛冶舎巧氏率いる

県立岐阜商業

三年前に鍛冶舎巧監督が

「この代で優勝を」と育て上げたチームは

野崎くん、松野くんのダブルエースに

プロ注目の

主将で四番の

高木翔斗捕手

全国屈指のこの高校と対戦するのが

明徳義塾高校

 

あの中学生154キロ投手

森木大智投手を攻略し

3期連続で甲子園に出場したその実力は

もう

どことやっても負けないレベル

優勝してもおかしくない伝統と実力の高校

 

鍛冶舎巧監督vs馬淵監督

という

名物監督対決も見所ですよね!

 

  ◇

 

そしてこのブロックには

なんといっても

今、日本で最もレベルの高い

「私学4強」の残り参考を全て撃破して

完全制覇を成し遂げた

愛工大名電がいます。

 

 

寺嶋投手、野崎投手という右の150キロ近い速球派投手に

強打も魅力の左腕田村俊介投手という

鉄壁の投手陣に

これまた田村選手を中心とした打撃も超強力

ぼく個人的には

今大会は

愛工大名電が

優勝候補最右翼

だと思っているのですが

 

さあ

この愛工大名電

順調に勝ち進むと

 

明徳義塾と当たる可能性があります。

 

と、いうことは…

 

そう

田村俊介くんと明徳義塾の対戦

 

ということになります。

 

  ◇

 

コアな高校野球ファンの間では有名な話ですが

 

田村選手は中学時代から

スーパー中学生として

テレビなどに出演歴もありましたが

その中学が

明徳義塾中学校

なんです。

 

この明徳義塾中学校には

現在、大阪桐蔭高校の関戸康介投手もいて

 

当時は

明徳義塾中学校に

投の関戸康介くん

打の田村俊介くん

の二枚看板として

全国に名をとどろかせ

同じ高知県にいた

高知中学の森木大智投手とは

バチバチのライバル

って感じでした。

 

そのライバル関係が

そのまま高校でも次ぐ区となれば

高知県はすごいことになるぞ

 

と思ってたら

 

関戸くんは大阪桐蔭に

田村君は愛工大名電に進学し

しかも

田村君が一年からピッチャーを始めた

ということで

当時を知ってるファンも

もちろんぼくも

まあまあビックリしました。

 

  ◇

 

しかし

2人が通っていたかもしれない年代の明徳高校は

2019年夏、2020年の交流戦、そして2021年の選抜

と三期連続出場

 

一方で

関戸くんは背番号10で今年の選抜に出場

だけで

田村君は甲子園に一歩届かず

という状態でした。

 

ファンとしては

関戸くんや田村君との

明徳義塾との

いわば因縁の対決

というのを見てみたい

と思いながら注目していた2年半

でしたが

今年の夏

ついにそれが実現するかもしれない

と思うと

なかなかにワクワクしますよね。

 

  ◇

 

そんなワクワクも

今年の甲子園大会のお楽しみのほんの一部でしかない

ことは言うまでもありません。

 

オリンピックの熱気が覚めやらぬ中

一体どんな甲子園になるのでしょうか…

 

今から楽しみで仕方ない

けど

明日の400リレーや

サッカーの男子3位決定戦も

気になって気になって仕方なくて

もうどうしたもんかしら

と思いながら夜は更けていくのでありました

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした