放送作家の小野高義です

 

きょうは朝から

松山英樹選手が素晴らしかったですね。

まさかマスターズで日本人が優勝する日が来るとは思いませんでした。

 

ぼくら世代って

お父さんはもれなくゴルフをやって

日曜日は打ちっぱなしか

家にいたらテレビは

朝から夕方ぐらいまで

ず~っとゴルフ番組見てて

 

ぼくが子供の頃には

小松原三夫のゴルフ道場ってのがあって

この小松原三夫という人と

プロゴルファーという肩書きで出てる

大古清っていうやたらガタイのよろしいおじさんは

さすがプロだけあってうまいのに

なんでプロゴルフトーナメントで一切名前を見たことないんだろう

と子供心に不思議に思っていたものでした。

 

そんなのを子供の頃から見て育ってたもんだから

ゴルフ見るのは嫌いじゃないし

見る分にはまあまあ詳しいです。

 

  ◇

 

そんなぼくら世代の

子供の頃から学生時代にかけては

ジャンボ尾崎、青木功、中嶋常幸

いわゆるAONが全盛の時代で

3人のうちの誰かしらが

全英、全米、マスターズのどれかで

そこそこの成績を収めたりしてて

それなりに楽しめたものでした。

 

ちなみにぼくは

なんでか

中嶋常幸派でした。

 

  ◇

 

全米と全英とマスターズ

の中で

一番先に日本人が優勝できそうなのは

たぶん全英かなー

 

なんて思ってました。

 

全英ってバンカーの形とかエグいんですけど

良い意味で上品でこじんまりしてて

日本人向きかなー

なんて思ってました。

 

最高位は倉本昌弘の4位

とかでしたっけね。

 

  ◇

 

その次は全米オープンと全米選手権かな、と。

 

全米オープンは

なんといっても

1980年青木功がジャックニクラウスと最終日

首位タイでラウンドしたプレーが印象に残ってますね。

でも

その後日本人相性わるいんですよねーなんとなく

 

1989年にジャンボ尾崎が6位

2004年に丸山茂樹が4位

というのがあって

 

ようやく2017年に松山英樹が2位。

 

松山は相性良さそうだなあと感じました。

 

全米プロゴルフ選手権は

1988年中嶋常幸が3位に入り

けっこう自分的に盛り上がった記憶があります。

 

  ◇

 

一番日本人無理っぽいなーと思ってたのが

このマスターズです。

 

2001年伊沢利光

2009年片山晋呉

4位

というのがありますけど

 

ほとんどが歯が立たないで跳ね返されてる印象です。

 

毎年春頃

夜中から朝までTBSで中継してますが

だいたい土曜日の3日目くらいで

ほぼ日本人が脱落して

TBSさんの苦し紛れの中継が風物詩化していた印象です。

 

なんせ

マスターズはコースがエグい!

 

ちょっとでもラフに入ったらやべーくらい芝生深いし

グリーンに乗って

ボールが止まったかと思ったら

信じられないくらいボールが動いてバンカー入っちゃったりするし

プロが当たり前のように池に入れちゃうし

 

それでも

外国人選手は

ものすごい高くボール打ち上げて

ズドンと落としてピタッと止まるみたいなことを当たり前のようにやって

 

その技術が年々

日本人と外国人選手の間で広がっているようにも見えて

ああこりゃダメだな

中継見ながらもほぼあきらめていたものでした。

 

  ◇

 

しかし

そんなマスターズで

アイアンをビタビタ止めてくる松山は

ホントに

日本人選手の枠に収まらない

世界的にスペシャルな選手なんだな

今回のマスターズを見て改めて思いました。

 

日本のゴルフ界は

渋野日向子の全英優勝以来

女子ゴルフに人気に押されまくってますが

 

松山のマスターズ優勝は

男子プロゴルフの人気に

再び火を灯すことができるのでしょうか

 

とりあえず

今年の全英、全米は

夜中がまんして見てみようかな

っていう気には

今のところなっています。

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした