放送作家の小野高義です

 

今日はプロ野球。

 

交流戦前、14あった広島の貯金が5に減って

春先絶不調のDeNAが

気がつけば広島と1,5ゲーム差の3位。

今週中には

順位が入れ替わりそうな勢いです。

 

今日の上茶谷

良かったですね!

腕が触れてる

球も速いしカットは切れるしチェンジアップもエグい!

 

新人で5連勝は

DeNAの球団タイ記録

だそうです。

 

タイ記録ということで

その前は誰だったのかな

というと

つい最近

2016年の今永でした。

 

  ◇

 

それにしても

ここんとこのDeNAのドラ1新人

良すぎですよね。

 

2014年 山崎康晃

2015年 今永昇太

2016年 濱口遙大

2017年 東克樹

2018年 上茶谷大河

 

このうち

東と山崎が新人王

 

濱口は京田との新人王レースに敗れたものの11勝

今永は新人5連勝を含む8勝

 

いくらドラフト1位とはいえ

5年間

即戦力でハズレなしの当たりばっか

というのは

ちょっと尋常ではないですよね。

 

今年のセリーグ新人王争い

上茶谷は

ヤクルト 村上

阪神 近本

広島 床田

あたりに

少し遅れをとっていた形でしたが

 

今日のピッチングを見ると

やっと本来の力を見せ始めてきたぞ

という段階なので

これから猛烈に追い上げ、一気に差しそうな予感がします。

 

  ◇

 

そんな上茶谷投手には

家族に代々伝わる特技があるそうで…

 

それは

 

飛んでいる蚊を親指と人差し指だけでつかむ

 

ことだそうです。

 

ほぼ宮本武蔵ですね。

 

幼少の上茶谷少年が

お父さんのこの技に感動し

いつしか自分もできるようになり…

 

その「つかむ」能力が

あのエグいチェンジアップを生み出す力になっている…

 

と日刊スポーツに書いてありました。

 

なわけはないと思うんですが

野球と関係ない

すごい特技が野球の能力に活きている

という視点は

マンガみたいでおもしろいです。

 

  ◇

 

思い出したのは

水島新司大先生の

ドカベン

山田太郎は

特急電車に乗って通過駅の駅名の看板を読めるほど動体視力が優れている

というお話。

 

 

子供の頃

頭の悪いくそガキだったぼくは

この話を読んで

「なるほど!」

と思い

京王線の特急に乗っては

百草園や中河原や分倍河原の文字を読んで

「読めた読めた!おれは動体視力が山田太郎並みだぜ!」

と無意味な自信を持ったものです。

 

駅名知ってるんだから読めて当たり前なんですが…。

 

そういうアホなガキはぼくだけはなく

当時のクラスの男子たちの間では

特急に乗って看板の文字を読んで動体視力の良さを争う

という

よくわからない戦いが繰り広げられたものです。

 

そう考えると

当時のマンガやテレビっていうのは

すごいパワーを持っていたんですね。

 

情報の絶対数の少なさが一発の威力がでかかった

不便だけどロマンのある時代…

をちょっと思い出す今日の夜

 

ああ…iPhoneは今どこに…

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした