放送作家の小野高義です

 
朝始まって夕方前に終わる仕事
プレミアムフライデーとやらを実際にやると
こんな感じなのでしょうか
慣れてないと
ホントに時間を持て余しますね。
 
さて
中途半端な時間の余裕は
トレーニングと読書
という
よくわかんない目標(?)をたててみました。
 
買ったはいいけど忙しさにかまけて読んでない本がけっこうありまして…
 
とはいえ
いちおう野球関連のブログなので
キングダム読みましたとかではなく
野球関連のものでいってみたいと思います。
 
というわけでコチラ
トクサンTVが教える超バッティング講座!
 
そう
あの有名なトクサンTVの書籍。
今頃になって読みましたとか
なんか申し訳ないです。
 
ぼく自身
テレビの放送作家とかやっておきながら
最近は
YouTubeで野球動画ばっかりです。
 
テレビとYouTubeは商売敵みたいな位置づけをされることもありますが
そもそも用途が違いますよね。
例えていうなら
テレビが窓の外の景色で 
YouTubeが机の引き出しの中
 
なんとなく「目に入ってくる」のがテレビで
明確にやること取り出すものがあって「見に行く」のがYouTube。
 
YouTubeは用途がはっきりしているから
余計な情報をどんどん削ぎ落として
見たいと思った10分をデジタルに見られるので
それはもう
目的持ってたら
そればっかり見ちゃいますよね。
スマホにはYouTubeだけじゃなくて
そうやって「見に行く」サイトやSNSが無数にあるんだから
そりゃあテレビもみなくなりまさあな
って話です。
 
だからといって
YouTubeが万能かというとそうではなく
タイトルに騙されて
クソみたいな動画で時間を浪費する
ってことも無数にあるわけで
玉石混合にもほどがあるって感じでクオリティーの差が凄まじいです。
 
そんな数ある野球動画の中でも
やはりNo.1と言えるのが
トクサンTVです。
 
チャンネル登録数ついに40万超え
という数もNo.1ですが
やはりそうなるには理由があって
YouTube動画の良いところが詰まってるというか
 
野球好きの最大公約数を取り込みつつ
野球好きな人種のコアな趣味を充分に満たし刺さる
という
ある意味最強な野球動画だとぼくは思うわけです。
 
YouTubeの中では
極めてクオリティーが高く飽きさせないテンポが素晴らしい。
毎回の動画のテーマも、野球好きが何を求めているか、そのツボを、これでもかというくらい抑えています。
トクサンやライパチさんが個人的にやってること
…に見せかけて
その悩みとか現象は、野球好きのあるあるな悩みだったりもするのでぐいぐいと見ていけて
そんな練習法があるんだ!そんな施設があるんだ!そんな治療法があるんだ!
と、気がつけば野球好きにはたまらない情報がそこにはあるわけです。
ぼくも
トクサン爆肩復活
コンプレフロスを知り
神指一門を知ったのもトクサンの日常を追った回の動画でした。
そういう情報がそれほど自分にとって関係ないかな…という時でも
動画のクオリティーも高いひ、出演者のキャラクターも含めて見れちゃうわけです。
 
そう
出演者のみなさんもそれぞれ素晴らしいですよね。
プロのドラフト候補だった草野球選手トクサン
この一行だけで、もう引き込まれますよね。
挫折を知ってるすごい奴…ってマンガやドラマで最も魅力的なキャラです。
野球が好きでたまらない不器用だけど飽くなき向上心の愛されキャラのライパチさん。
ライパチっていうのはもちろんライトで8番という、昭和の時代から野球下手くその代名詞で
それを堂々と平成も終わろうとしている時代につけて、それがまた1ミリの違和感もなくしっくりきているというのは、すごいキャラクターだな、と思います。
40歳で140㎞を超える関西弁の理論派アニキさん…
アニキさんの
常識と言われるものを一旦疑い「なぜそうなのか?」と理由を考察して自分のものにしていく、という姿勢や言動は実に説得力があり、引き込まれます。
トクサン本によれば
このトクサンTVの成功はTVディレクターでもあるアニキさんの手腕によるところも大きいということですね。恐れ入ります。
 
それぞれ魅力的だから
もはや
魅力的なタレントとして引き込まれていくわけで
(でもそれは高度な編集なり企画なりが効いてるからこそなんですが)
クニヨシTV
タケトラTVそして守備猿ジュンさん…
といったスピンオフチャンネルもこれまたそれぞれ切り口の角度を変えながら絶妙に野球好きに刺さるという
もういくら時間あっても足りないくらいです。
 
そんなトクサンTVからの本
読んだ感想
「この本、子供の頃出会いたかった!」
 
この本には
トクサンTVでやってた打撃理論や練習法
ほぼ全てが詰め込まれていて
しかも
動画何十回ぶんが
この一冊をだーっと見るだけで
全てわかりやすく視覚的に入ってくるようにまとめられています。
 
こういう感じとか…
 
トクサンがもともと名選手だったから
教材としても絵になります
ぼくらが子供の頃は
小学館の野球入門シリーズみたいなのがあって
すり切れるまで読んだものですが
この本は
そういうのの
現代版であり超超超超超進化版
ではないかと思います。
バッティングでちょっと悩んだ時に
ふとこの本を見返せば
そこに何かの答えがある
具体的な答えがなくても何かを思い出す
そんな野球少年の原点になりうる一冊
と言っても過言ではないでしょう。

そして野球をやっている限り上手くなりたいという向上心なり欲望なりは一生続くもので
この本は読んでるだけでその気にさせてくれる魅力があります。
 
巻末特別インタビューもオススメ!
 
ドラフト候補で指名漏れ
というだけでなく
名門帝京高校で補欠からのドラフト候補
そのいきさつから当時の心境
得難い野球人生を歩んだからこそ語ることのできるインタビューは、読み物として実に見応えがあります。
 
トクサンとトクサンTV出演者のみなさん
プロ野球選手ではないけど
これだけ多くの人を
野球をやることで楽しませているのなら
それはもう
「プロの野球人」
ではないかと思います。
 
今後もトクサンTV楽しみにしております。
 
まだ見たことない方もオススメです!
 
それではきょうはこのへんで
小野高義でした