湘南ビーチFM『Hits Around The Clock』2023/09/17

2023年9月選曲「もうみんな50年前の曲になるんだね

お聞きくださった皆様、ありがとうございました!

 

・Jim Dandy / Black Oak Arkansas 1973 

 ジム・ダンディー!ゴー・ジム・ダンディー!ジム・ダンディーは助けに来てくれるのですが何の助けなのだかあまりよく判りません。でも助けに来てくれるのは確実です。ありがとうジム・ダンディー。またお願いするよジム・ダンディー。

 

・Boom Boom (Out Go the Lights) [Live] / Pat Travers Band 1979

 ジム・ダンディーもブーン・ブーンも夜中のFENの番組(今はAFN)でほぼ毎日のようにオンエアされておりましたので(80年代初頭)ワタシの血となり肉となりの曲なのです。これでもかとフィルを詰め込むトミー・アルドリッジのドラム、良く聴くと全然ロック系でないマーズ・コーリングのベース(先日お亡くなりになったとか。ご冥福をお祈りします)、チョースゴイのにイマイチ脚光を浴びなかったパット・スロールのギター、そして相撲で云えば突き押しだけが取り柄のパット・トラヴァースのギターと歌(ギターはたまにはたき込みがある)、このアルバムだけが辿り着いた霊峰。どの演奏もみなスバラシイ。また登ってみます。

 

・TSOP (The Sound of Philadelphia) / MFSB featuring The Three Degrees 1973

 総武トレイン、総武トレイン、とみんな歌っていたとのことですが、いやちょっと待て。神奈川県民横浜市民はあまり総武線に馴染みがないから総武トレインとは歌っていなかったぞ。昔は横須賀線総武線直通はなかったものね。東京止まりよ。そう云えば以前ソウル・トルエンってイベントありましたね。本牧で。懐かしい。

 

・Love’s Theme / Love Unlimited Orchestra 1973

 愛のテーマです。番組内でも申し上げましたが、この曲を聞くと外国に行きたくなります。その場合やはりアメリカって感じでしょうか。アメリカのどこに行きたいでしょう。やはりニューヨークでしょうか。ロサンゼルスにももう一度行ってみたい。あまり考えが広がらなかったのでこの辺にします。愛はどうした。

 

・Tubular Bells [Single Version] / Mike Oldfield 1973

 エクソシストの映画の中のワシントンと今のワシントンは全く変わってしまったでしょうか。そんなわけでワシントンには是非行ってみたいと思うのです。ワタシの中に沁み込んでいるアメリカ。冷え冷えとして機能的なようでいてどうしようもなく下がらない熱と温かい飲み物のようなアメリカ。でもマイク・オールドフィールドはイギリスの人。何だか色々間違ってくっついている事柄がいっぱいある。もう切り離せないのだろうな。それを云ったら横浜のそこかしこにも間違ってくっついてるのいっぱいあるでしょ。諸行無常。何のこっちゃ。

 

・Mr. Jaws / Dickie Goodman 1975

 ヘイ、ミスタージョーズ!ジム・ダンディーは助けに来ないけれどキャプテンが来るさ。キャプテン、キャプテン、キャプテン、キャプテン!著作権はどうなってる。気になって眠れません。

 

・Goodbye Yellow Brick Road / Elton John 1973 

 反逆の歌。反抗の歌。帰るところがあるっていいな。でもその道を外れても道以外のところも全てファンタジーで、簡単にその世界を抜けることなんて出来ないさ。なぜならワタシも、アナタも、みんなファンタジーだからさ。ファンタジーの中のリアル。どんなにどぎつい言葉を連ねても心根はフクロウにいつも怯えている小さなネズミのようにせせこましくチョロチョロしているしかないのさ。50年後の今を見てご覧よ。見事にファンタジーでしょ。

 

・Sundown / Gordon Lightfoot 1974

 イントロのギターがマイナーを示唆しているのに、歌い出しはメジャーから始まるし、コーラスもメジャーなんだけど、どこかにずっとマイナーが潜んでいて、それがサンダウンなのかどうかずっと気になっているんですけど、その整理されていないナチュラルな感じが良いのかな。どうなんだろう。やっぱり気になって眠れない感じです。

 

・Movin’ On / Bad Company 1974

 いやーカッコイイ。こんなにカッコ良かったっけか。スキではあったけれど、改めてスキになりました。これもマイナーとメジャーが入り交じっているけれどしっかり攪拌されて好い具合に乳化しているんです。50年経っても良い味。老舗の風格。ポール・ロジャースがギターソロの後ろでもずっと何か云っている。それも含めてのギターソロになってるのね。そんな雑味も含めて全てが絶妙なんですよ。みんな寄って集って良い味を出している。500万枚売れたってのも判ります。暫く聴き込みます。

 

・Sunshine on My Shoulders / John Denver 1973

 どうしようもなく自分に沁み込んでいる曲の一つ。太陽を背に受けて、貴方への想いを綴る曲。番組内でも申し上げたように、ワタシの父親がヒヤリングして歌詞を書き写してくれました。文法で云うSVOCのVOCがmake me cryなのかそうなのかと英語の勉強になりました。この辺のヒット曲の歌詞とビートルズの歌詞と、あとちょっとピンクフロイドがあれば高校までの英語の基礎は大体網羅出来たわけです。あとは単語を覚えるだけ。こんな勉強法はお勧めしませんが、50年前にこんなだったと云う記録として書いてみました。

 

・Sphere of Innocence / Allan Holdsworth 1992

 エンディング曲。これはまだ30年前。

 

お楽しみ戴けましたでしょうか。

次回は10月3週目の日曜日、2023年10月15日がワタシの出番です。

クレイジーケンバンド@LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂・東京都渋谷区)の夜ですね。

また呉越同舟な選曲でお届けしますのでよろしくどうぞ!