湘南ビーチFM『Hits Around The Clock』2023/08/20
2023年8月選曲「世界の世界の世界」
お聞きくださった皆様、ありがとうございました!
・Worlds Away / Pabro Cruise 1978
当時サーフロックの旗手としてそこそこヒットして知名度もあったサンフランシスコのグループ。今聴くと結構気合いが入っていて暑苦しいギターもギュンギュン鳴ってるサウンド。当時ヒットしていた色々な曲の色々な要素がギュウギュウ入っています。そしてシンセの使い方がなかなかウマイなとも感心します。2015年に来日してブルーノート東京でライブやってますね。今も活動を続けているようです。
・Crazy World / Raven 1981
クレイジーワールド1曲目。NWHM(懐かしいですね)のムーブメントと共に台頭したイングランドのトリオバンド。これもとにかくやりたいことがぎゅう詰めになっている曲でジューダスっぽくもあるし変拍子もあるしシャウトも存分にしているし賑やかです。最近こういう曲を聴くと物凄く心が安らぐのですがどう云う傾向なんでしょうかワタシ。
・Crazy World / Julie Andrews 1982
クレイジーワールド2曲目。1982年に公開されたミュージカル映画『Victor Victria』に主演したジュリー・アンドリュースが劇中で歌った曲。ジュリー・アンドリュースは『メリー・ポピンズ』や『サウンド・オブ・ミュージック』でもお馴染みです。歌声が圧倒的。スバラシイデス。
・Crazy World / Opus 1992
オーストリアの(オーストラリアではないです)バンドの曲。ヴォーカルのキーがメチャ高いです。Ravenより高いのではないか。このキーでサラッと歌ってしまうの本当にクレイジーだと思います。それにクラリネットソロとアコーディオンですからヨーロッパの懐の深さを感じます。
・Fire / Crazy World OF Arthur Brown 1968
ちょっとゲテモノ的に扱われていますがこの曲は世界的にヒットいたしました。イアン・ギランかと思うほどのシャウトが存分に発揮されております。良く聴くとなかなか鬼気迫るサウンドで60年代末の音楽の熱量を推し量ることが出来ます。そしてなかなかに変な曲。こんな変な曲は現代では出てこないでしょうね。クレイジーだなー。
・The End Of The World / Herman’s Hermit 1965
これはもうとにかくギターの音色がステキなんです。ピーンと張り詰めた冷たい弦から放たれる華やかで温かい響き。こんな音ももう録れないでしょうね。心が洗われるようです。番組中でこの曲のタイトルとCrazy Worldが混同しましたすみません。
・The End of The World / Skeeter Davis 1962
ワタシが生まれた年の曲です。番組の中でも申し上げましたが、女性が歌った曲を男性がカバーするなんて当たり前の1960年代でした。今よりずっと音楽(周囲の状況とは別として)が自由だったかなーなんて思うのです。最近の音楽はさ(以下略)。
・World / The Bee Gees 1967
この曲なんて本当に自由でやりたい放題です。モジュレーションのかかったメロトロン(なのかな)がごうごうと響き、どひゃーとファズギターも鳴る。型にはまっていない自然な構成。クレイジーであると云うことでは今回ナンバーワンでありましょう。
・Sad Sad World / Sheryl Crow 1996
これ悲しい曲ねー。番組の中でも申し上げましたが、悲しいなー。男の歌女の歌紅白歌合戦的に色々と語弊もあるかも知れませんが悲しい歌は女性が歌った方が悲しく感じるワタシです。だからあまり女性ヴォーカルの歌を聴かないのかも知れないです。あまり深く考えたことないですが。いつか特集します。
・Secret World (Live) / Peter Gabriel 2003
曲の途中でトニー・レヴィンのベースがハイポジションになるところがもう無闇に興奮するのですよワタシったら。そして後半のデヴィッド・ローズのギターがまた興奮に輪をかけるのですよ。そこからラストパートのクリーンでトレモロのかかったギターにスイッチするのがもうたまらんらんらんのですよ。それにしてもピーター・ガブリエルの声とランディー・ニューマンの声が頭の中でシンクロするのはワタシだけでしょうか。
・Sphere of Innocence / Allan Holdsworth 1992
エンディング曲。美しき世界。
お楽しみ戴けましたでしょうか。
次回は9月3週目の日曜日、2023年9月17日がワタシの出番です。
またデイズドアンドコンフューズドな選曲でお届けしますのでよろしくどうぞ!
これは2013年バージョン。
ジェネシスよりもアリス・クーパーよりももっと前です。
最後に気を抜いています。