新年明けての先日上野方面に参りまして。

ちょっとゆっくりめのランチをどうするか。

そこで思い出しました小野瀬雅生偉い。

久しぶりに『珈琲 王城』に参りました。

何と5年ぶりの訪問。

店の前には行列が何組か。

お店を出て来る人はかなりいるのに入れない。

これは次郎とか家系とかのロット制になったのかと勘繰ったり(そんなわきゃあない)。

程なくして行列数組次々入店、また満員に。

ここへ来たならワタシは絶対にコレ。

イタダキマス。

 

 

スパゲティーナポリタン!

何よ久しぶりじゃんよ。

5年ぶりですよ。

5年も食べていなかったなんて。

その間に焼きそば方面に随分と傾倒しておりましたが。

ナポリタンも好きです。

好きさ好きさ好きさ。

 

 

沖縄の焼きそばにハマったのもケチャップ味があったのがキッカケでしたし。

やはりケチャップ味はスバラシイ。

そんな四の五の抜かしていないで食らうべし。

イタダキマス。

 

 

ウマウマウー!

ああ。

やられた。

内田百閒先生の表現をお借りして申し上げますと「初の二口三口は前後左右の物音も聞こえなくなる程うまい」のであります。

ここにワタシがナポリタンに求めるほぼ全てがある。

完全でないのはワタシの勝手。

完全無欠のヤツはもうこの世では食べられないの。

だからこのほぼ全てと云うのが現在求められる最大値。

そうなんです。

ナポリタンブラボー。

 

 

ウマウマウー!

マッシュルームは入っているべきです。

入っていなくてもそれはそれですが入っているべきです。

入っていない時の気持ちは、ウルトラセブンでたまにアンヌ隊員が登場しない回がありますが、その気分なんです、セブンはセブンですが、お話は進むのですが、アンヌ隊員がいない、その感じ。

わかんないか。

マッシュルームブラボー。

 

 

ウマウマウー!

ノスタルジアではないですが。

ワタシの心の奥底に眠っている何か得体の知れないものがナポリタンの味で召喚されるような感覚なのです。

だからと云って何かに変身したりはしないので(してみたいが)ご安心ください。

何か変な万能感と云うか多幸感と云うかそう云うのが湧き上がってくる。

ナポリタンの味が横浜の港から出航して外国と繋がっているような。

でもナポリタンって横浜発祥の日本が誇る日本の洋食ですから結局繋がっていないのですけどね。

ケチャップは伝来したのか、トマトケチャップね、元々は中国の調味料の名前と云うのが有力な説だそうな、知らなんだ、だから繋がっているのはケチャップね。

もう話がわけわからん。

ケチャップブラボー。

 

 

ウマウマウー!

スパにしっかり焦げ目が付いているところがウルトラCの高得点。

それだけ焼けていればケチャップもナポリタンとして馴染みに馴染む。

そこ大事なところです。

そしてピーマン。

ピーマンだけはなくてはならない。

ピーマンナシの素晴らしいナポリタンもあるにはあったけど。

でもやっぱりピーマンです。

子供の頃は大大大の大キライだったピーマンの味がいつの間にか自分の中に埋め込まれていて以来ワタシは洋食方面にピーマンの風味を追い求めていたような気がしますってこれもわけわからんからいつか説明しますちゃんとね。

5年ぶりに食べてこれだけ文章が湧いて出た。

自分を活性化するランチで御座いました。

王城のナポリタンブラボー。

 

 

コーヒーもバッチリ。

だけどちょっと味が変わったか。

いやワタシの味覚が変わったか。

どっちも勘違いか。

まあいいか。

 

 

今度は5年なんて経たないうちに伺います。

美味しかったです! 御馳走様でした!

珈琲 王城
東京都台東区上野6-8-15
8:00~19:00L.O.
無休