湘南ビーチFM『Hits Around The Clock』2022/06/19

2022年6月選曲「気の向くままにマイブーム」

お聞きくださった皆様、ありがとうございました!

 

・Hey Nineteen / Steely Dan 1980

 番組でもお話ししましたが、4月に伺った都内のバー(音楽はアナログLPのみ)でこの曲がかかっているのを聴いて自分の中でモードとかが全く変わってしまいました。それ位に良い音であったわけなんですが、実際自分の弾くギターにまさかこの曲辺りの影響が滲み出るとは当人が一番ビックリです。それにしても何と物悲しい曲なのでありましょうか。人間なんて。

 

・Josie / Steely Dan 1977

 このイントロを聴くともう臨戦態勢なのです。自分にとってはウルトラ警備隊やMATの出撃時の音楽とかと同じカテゴリーです。実際に何かが飛び発ったり出撃した例はありませんが、何かが浸透して流れ出すのです。イントロだけでなく途中の変なツインリードパートとかサビでソリーナが秘かに鳴っているところとかやはり出撃モードであります。そしてこの曲のリードギターもまた物悲しい。こんなに悲しいかと改めて思う。こんな音を出してみたい。

 

・The Heat Is On / Glenn Frey 1984

 この曲のリードギターはグレン・フライご本人。難しいことは何もやっていないけれどそれでよろしい。説得力はあまりないように思えるけど2022年の今になって説得されてしまった。もう一人のギタリストがハーモニクスとかアームダウンとかやっているのと対照的。どっちがどっちではなくてまあとにかくこれでいいのだ。

 

・The Power of Love / Huey Lewis & The News 1985

 80年代はサウンドがデジタルエフェクターっぽいだけで、プレイそのものはブルースだったりロックンロールだったりロカビリーだったりサーフギターだったりするわけです。そのギターがポリシンセと同居して、海底の砂地でハゼとエビが穴を掘って共生するように助け合い精神旺盛なのです。何のこっちゃ。このリードギターにも2022年に説得されました。なるほどね。

 

・Affirmation / George Benson 1976

 これも4月に都内のバーでかかっていたのを聴いて、あまりの心地好い響きのジョージ・ベンソンのギターのせいで無口になって挙動不審に陥ったのでありました。こんな風に鳴るのかギターって。その奥深さに変にハマってしまい、このままだとフルアコとか買ってしまいそうな流れ。最近SGをよく弾いているのはこの辺りの流れ。ああでもボディーがねー。コンコンとかトントンとか混沌とかそう云う音を出してみたいわねもう変になってきましたいつものことかすみません。

 

・The Windjammer / Grant Green 1970

 ほいでもって遂に今まであまり聴き込んでこなかったグラント・グリーンまでやって参りました。チャーチャーとしたオルガンと箱鳴りギターのコントラストがたまらんんですね。以前の自分でしたらところどころ和声の積み方とかリズムのハズレ方とかが気持ち悪くて辞退したと思いますが今は許せちゃうのだなーそれは自分が茹で玉子食べられるようになったのと似ているな。すみません今日はもうこんな例えばかりで。

 

・Fat Back / Mongo Santamaria 1963

 ギターのことばかり考えているとギターの入っていない曲が特別に心地好く感じることが御座いまして。この曲なんて物凄くスバラシイじゃないですか特にトランペット。こんな御機嫌なサウンドが自分が1歳の頃にもう存在していたと云うのがビックリギョウテンであります。ダブルフルートもたまらんです。爽快です。

 

・Cut The Cake / Average White Band 1975

 ワタシは中学生の頃にわけもわからずこんな曲にも合わせてギターの練習をしていたのです。だからワタシはこんなにもロックやプログレが好きなのに、体内リズムが跳ねちゃったんです。1:1:1:1が1.05:0.95:1.03:0:97とかになっちゃったわけなんです。コードを弾く時と単音プレイでは跳ね方の割合が違うのです。そんなことどうでもいいか。とにかくこのところはこんなギターがマイブームです。長々と失礼致しました。

 

・Sphere of Innocence / Allan Holdsworth 1992

 エンディング曲。

 

お楽しみ戴けましたでしょうか。

次回は7月17日日曜日がワタシの出番です。

よろしくお願いします!