ハードコアチョコレートのスペクトルマンTシャツをゲットしました。

スペクトルマンは1971年から1972年にかけてTV放映された特撮ヒーロー番組。

しかし最初の番組タイトルは「宇宙猿人ゴリ」。

ヒーローでなく敵役が番組タイトルだったのです。

第21話からは「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」

第40話から最終回まで「スペクトルマン」となりました。

当時社会問題となっていた公害を取り扱った話が多くありました。

細かく書いているとキリがないので掻い摘まみますが。

出て来る怪獣とかの造形が大変に気味が悪いのが多かったのです。

爬虫類系とか恐竜系はどちらかと云えば凡庸だったのですが。

最初に出て来て最高に不気味なヘドロンとか。

ネズミの頭が二つに鳥の身体を持つネズバードンとか。

ナマズとモグラを変な風に合体させたモグネチュードンとか。

何をか云わんやのネオヘドロンとかダストマンとか。

大きな目がユーモラスなようでストレンジなギラギンドとか。

ちょっとクトゥルーっぽいスピンコブラーとか。

自分にはちょっとトラウマみたいになっているノーマンとか。

とにかくみんな気味が悪い。

そして人間惨殺とかのシーンがとても多くて(ちゃんと覚えているわけではないのですが)とても暗い気持ちになったのでした。

ピープロ(ピー・プロダクション)と云う会社の制作で、他には「マグマ大使」(これも観ていて暗い気持ちになったなぁ)「怪獣王子」「快傑ライオン丸」とかもピープロです。

アニメだと「ハリスの旋風」とか「ドンキッコ」とかかですね。

それにしてもスペクトルマン、ビミョーでした。

そして公害って結局どこに行ったんでしょう。

何がどうなって解決したんでしたっけか。

そもそも解決したんでしたっけか。

ヘドロ、大気汚染、光化学スモッグ、どうなったんでしたっけか。

そんなことを考えつつスペクトルマンTシャツを着て出かけようと思います。

ふと、野坂昭如先生の「マリリン・モンロー ノー・リターン」も1971年の曲だったのを思い出しました。

この世はもうすぐ、だったんですが50年経ちましたけどね。

もしかしたらもう終わっちゃったのかな。

終わりの彼方にいるのかな。

そんなこたぁないか。

昭和は暗かったなぁ。