湘南ビーチFM『Hits Around The Clock』2021/10/17

2021年10月選曲「FENでやたらとかかった曲特集」

お聞きくださった皆様、ありがとうございました!

 

・Barracuda / Heart 1977

 Heartの70年代の曲はやたらとかかったのですよFENで。本当に一番かかったのは多分Magic Manで、次は絶対にEven It Upだと記憶しております。Barracudaはその次でCrazy On Youと同程度だったと思います。そしてこのずんずくずんずくのギターイントロはやはり今聴いてもゾクゾク致します。そしてハーモニクスでE・D・B・A・G・E・Dと降りてくるギターフレーズがやはり素晴らしい。7拍子が随所に潜んでいるのもとてもスキです。

 

・Hollywood Nights / Bob Seger & The Silver Bullet Band 1978

 この曲のPVをテレビで観たなんて夢のようですがあったんですよ。それもぎんざNOWとかで洋楽PV流していたなんてこともありました。Bostonも観たしBob Segerも多分その時に観たと思うんですが定かではありませんベストヒットUSAだったかも。でもそのPVの中で、Bobが両脇をスタッフに抱えられながらステージ袖に来て、Bobが威勢良くこの曲を歌って、ステージ袖に戻るとまた両脇を抱えられて退場と云うドキュメンタリータッチのPVだったと思います。

 

・Silver Paper / Mountain 1970

 Mississippi Queenとかは判りましたがこの曲がこのタイトルでマウンテンだったなんて判ったの30歳過ぎてからだったと思います。英語のヒヤリング全然ダメですワタシ。一週間くらいアメリカに旅行したことがありましたが、3日か4日すると英語がふっと聞き取れる瞬間がやって来たのにビックリした経験が御座います。必要に迫られると云うのは大事なことなのです。それはそうとずっと歌詞の歌い出しのOpen YourとかLet the Sunshineとかがタイトルだと思っていました。ちゃんとしたタイトルに巡り会った時は「えええー?」でした。世の中ってそう云うもんですね。

 

・Tush / ZZ Top 1975

 ラジオでも申し上げましたがこの曲演奏したことがあります。日本人が演奏しても絶対にこう云う風にはならないと云う教訓を得ました。成り立ちが違うのですよ。成り立ちが。2分ちょっとのこの曲に全く敵うべくもありません。それどころかジョーン・ジェットやナザレスのこの曲カバーもよろしくない。絶対にZZ Topでないとならんのです。でもこの曲でヴォーカルも担当しているベースのダスティー・ヒルは先日お亡くなりになってしまいました。ご冥福をお祈りします。

 

・Blinded by the Light / Manfred Mann’s Earth Band 1977

 この曲はほぼ毎日、FENを聴いていたら絶対に耳にするくらいやたらとかかっていた曲の1つです。それどころか1日に何度かかるのだろうと数えた日もあるくらい。短いシングルバージョンがかかることが殆どでしたが、たまにこのフルバージョンもかかりました。ギターソロのコキコキした感じはああやはりこれはシングルでは切られてしまうなぁと聴く度に思ったり、でもギターソロ後のピアノのアイディアは捨てがたいなと感じたりしておりました。ベースがキーのドミナントノートでペダルになっているのがキモでして、オルガンのシーケンシャルなフレーズが魂を夜の闇に引っ張って(聴いているのは大体夜中だった)、シンセサイザーがシンセサイザーらしくその役割を全うして、今でもこの曲を聴くとワタシはクラクラします。ご存じかとは思いますが、この曲はブルース・スプリングスティーンの曲です。

 

・No More Lonely Nights / Paul and Linda McCartney 1984

 本当はポールの違う曲をかける予定でしたがこちらに変更しました。ポールはポールであって誰が真似して誰がその手法を模倣してもポールは全く動ぜずに逆にポールに吸収されてしまうと云うのはポールのアルバムに10ccのエリック・スチュワートが参加しているのを発見した時でこりゃポール強しと思いました。牧じゃないよ。そしてギルモアをギルモアらしく自分の曲のなかに解き放つ懐の深さ。この頃のギルモアはサウンドが硬いねー。ギルモアはやはりWish You Were Hereだなー。

 

・Riders on the Storm / The Doors 1971

 これもほぼ毎日かかっていた曲で、何でこんな地味で暗くて雷がゴロゴロ鳴る曲が人気があるのか高校生の頃は意味が判りませんでした。でもいつの間にかこの曲のトリコジカケになってしまい、ワタシの人生でベスト10入りの曲になりました。若い頃に横須賀だったかどこかだったかをブラブラと歩いていた時に俄雨に遭ってしまいずぶ濡れになった時に何となく頭の中でこの曲が流れて、この曲の色合いが自分的に何となく判ったような気がしました。勝手な思い込みで正解からは程遠いとは思いますが。あとワタシは雷がダイスキでゴロゴロ鳴ってるとワクワクするヤツです。

 

・Lick and a Promise / Aerosmith 1976

 エアロで一番よくかかった曲は何だろう。Sweet Emotionではなかった。Dream Onでもなかった。Last Childはかなりかかった。トップはライブのTrain Kept a Rollin'だったか。で、この曲。Rocksの中ではあとSick As a Dogもよくかかっていたな。エアロもバンドでやってみると全然こうはならない。やはりそう云うバンドこそが生き延びるのだな。そんなまとめを書くつもりではないのですが。はい。

 

・Whammer Jammer / J Giles Band 1971

 これは何とかなる。小野瀬雅生ショウでもコハ・ラ・スマートさんをゲストに迎えて何度も再現してみた。イケるのです。それにしてもこれを聴くとそろそろ時報が鳴るなと思うのはもうパブロフの犬のようなものでわんわん。人生あちこちで条件付けされているなと思うのです。ちなみにJ Giles Bandみたいなバンドになりたいなと思ってクレイジーケンバンドと考えました。ピーター・ウルフと剣さんが重なりましてね、ええ。

 

・Sphere of Innocence / Allan Holdsworth 1992

 2021年のエンディング曲です。

 

 

お楽しみ戴けましたでしょうか。

次回は11月21日日曜日の予定です。

よろしくお願いします!