2020年は大変な年でしたが。
最後の最後になって御褒美を戴きました。
レッチリのJohn Fruscianteが10月に発表したソロアルバム『Maya』がチョーエレクトロでモロスクエアプッシャーだったのでこれが2020年ベストと思っていたらそれを上回るのが出ていたのを偶然発見。
ぎゃー出てたー。
ネットを徘徊していなかったら見つけられなかったなー。
夜中だったのにガッツポーズ出たなー。
これが出ていましたのよ奥様。



Forgotten Days
Pallbearer


2012年にファーストアルバム『Sorrow and Extinction』を初めて聴いて即トリコジカケになり。
2014年『Foundations of Burden』、2017年『Heartless』と数年おきに出る新作を愛で。
そして2020年の新作に巡り逢いました。
ドゥームメタルです。
低いです。
遅いです。
ノイズから始めるかステキー。
久しぶりに1曲目からしてチューニングを下げたギターが轟々と歪んでおりましたのでキーもフレーズも全く判別出来ないと云う至福の歓びを味わいました。
ああああ低い。
おおおお遅い。
テンポ62くらいだ。
やったぜー。
2曲目はちょっと早くてテンポ106、3曲目はまたテンポ62くらい。
そして何と今回はシンセが鳴っている。
前も鳴ってたっけ。
Tom Sawyer的なヤツ。
4曲目7拍子キターッ。
そしてテンポ50くらいまでスローダウンこうこなくっちゃー。
この4曲目では後半のギターソロのバックでソリーナみたいのも(本物か?)鳴っている。
その鳴り方も何だかとっても正しいと思いますのよ奥様。
12分超、たっぷり。
5曲目はテンポ110なんてスゴイ早く感じるのです。
この低いってのも7弦ギターとかでなくフツーの6弦のギターの弦をゆるゆるに下げて(ベースもね)やってるから変な振動とか倍音とか出ちゃってるからもう本当にぐおんぐおんなんですよああたまらん。
(追記:ギターの一人が7弦ギター使っているみたい、ライブ動画で確認しました、そりゃそうよね)
それで歌がデス声とかじゃなくて普通にクリアな声で歌ってらっしゃるものでそれがまた良いのですコーラスもウツクシイデス。
6曲目は3度も9thもステキなテンポ60くらい。
7曲目はテンポ120もあるーでも3拍子カックイー。
ラスト8曲目はテンポ43だー遅いースゴイ低いところで9thとかmaj7とか鳴らしているのステキーああ途中でテンポ84にチェンジしたースゲー。
ああエンディングの美しさ。
ワタシの2020年ナンバーワンアルバム決定。
どこをどう切っても金太郎じゃなくてPallbearer。
年末はこれ聴いて過ごします。