先日参りました茨城県筑西市の安斎肇えとえの絵本展〜ハロルドコミックス危機一髪@しもだて美術館。
安斎先生が「是非行ってみて」と推すラーメン店が会場の近くにありますので行ってみました。
下館駅としもだて美術館の中間地点辺りにあります『筑波軒(つくばけん)』。
これが「是非行ってみて」に含まれる意味合いがとても複雑だと云うことがお店の前に立ってみて判明。
一緒に行った友人は唖然とした表情。
ここかー。
ここなのかー。
でも行くんだよ。
カモンレッツゴー。



中華そば!
何と云う素敵なルックス。
スバラシイ。
税込450円。
ワンタン麺は500円。
友人たちはワンタン麺の方に行きましたが。
ワタシはシンプルな方へ。
メニューはあとワンタン単体と大盛各種あるのみ。



マスターがお一人でオペレーションしておられるので数名でオーダーするとちょっと過負荷となるご様子。
麺が茹だってからテーブルに供されるまでかなりのタイムラグが御座います。
一人、または二人くらいまでのサイズ感で訪問されることをお薦めします。



下館ラーメンと云うジャンルがあるそうな。
醤油味スープで、鶏チャーシューが決まりとのこと。
このお店は下館ラーメンの最古参にしてレジェンド店であるとのこと。
このお店で修行した方が他でお店を出したのが昭和30年代前半と云うのですからその歴史観に敬意を表します。
このキューブ状のヤツが鶏チャーシューと思われます。
なぜ、思われる、なのかと申しますと食べた時に鶏と認識出来なかったからに相違ありません。
濃い醤油の味わいの奥の方にマグロとかカツオとかの魚介的味わいを感じたのでサカナかなーと思いきや鶏だったと云うわけでワタシの解析力不足をお詫び致します。
イタダキマス。



ウマウマウー!
ワタシは最終的に全量摂取致しましたが。
友人たちはかなり戸惑いがあった様子。
麺の時間経過による状態へのオピニオン。
スープのスタイルへのヘジテイト。
店内のコンディションへのプロポーザル。
ここにこの中華そばをどう感じるかの決定的なクロスロードがありまして。
ワタシは容認、またはそれ以上にウエルカムな方面へ行くニンゲンだとリコグナイズ致しました。
ワタシはこの中華そばを食べて昔の横浜の山下公園の高架下入口辺りにあったおでんとかイカ焼きとかを出していた売店のことを思い出したのです。
そこでラーメンとか食べた記憶はないのですが、雰囲気と云うか渾然とした空気感(雰囲気明度妖気精気臭気異次元感等々含む)がその頃の記憶を重機が宅地造成するかのようにワタシの入らずの山が切り拓かれていくそんなパワーを感じたのであります。
もうウマイとかそうでないとかは基準にならんのです。
心に響くかどうかだけ。
魂が震えるかどうかだけ。
なのでワタシのこの感動を共有するのは難しいと思われます。
そう。
感動したのです。
安斎先生の「是非行ってみて」に乗ってみて良かった。
出逢いに感謝。
ブラボー。



店内。



サンプルケース。



外観。
完璧
きっとまた伺います。
美味しかったです! 御馳走様でした!

筑波軒(つくばけん)
茨城県筑西市丙219
11:00〜20:00(らしいが不明)
不定休