横浜はまだ謎が多いので御座います。
サンマーメンが横浜発祥のローカル麺だと云うのはかなり知られて参りましたが。
バンメンは知らないでしょ。
知っている方は横浜にかなり詳しい方とお見受けします。
ワタシも名前だけ知っていて実際に食べるのは初めてであります。
どうせ初めてならば老舗にいってみよーと云うことで大正7年創業、横浜市中区麦田町の中華料理店『奇珍』に久しぶりに参りました。
元町の交差点から麦田のトンネルをくぐった先の右側です。
この日は店の奥の丸テーブルに案内されました。
カモンレッツゴー。



バンメン!
イワユル五目あんかけそばなのでありますが。
横浜に点在するバンメンの特徴としてその器の形状があります(全てがそうだとは限らないのですが)。



器が浅い!
汁そばなのですがスープはたっぷりではないのです。
それでも食べつつ汁が少ないなーと思うことはそんなにありませんでした。
不思議なバンメンなのであります。



麺類メニューの汁部門筆頭がバンメンなのです。
横にある五目そばは汁たっぷりタイプなのでありましょう。
もしかしてスープが違うのかしらん。
いつか確認します。
こうしてワタシの課題はどんどん増えていくのです。



さあそれでは。
イタダキマス。



ウマウマウー!
ドンでズバと来たドンズバです。
麺は細くてストレート。
口当たりも食べ応えもスムース。
汁は醤油味で、あんかけも醤油系味付け。
横浜に馴染みのない方でこれを初めて食べたらきっと「凄く甘い!」と感じると思います。
でも横浜の味は甘いのです。
この甘さが横浜だと思うのです。
自分に沁み込んでいる甘さです。
東京はスッキリと甘味少なめかと思います。
コントラストはかなりはっきりしています。
この横浜の味で自分の中の横浜がピシッと伸びて横浜を締め直した感覚になりました。
ああこれを今まで食べていなかったとは。
でもこの歳になってやるべきことが見つかるのは何であれ喜ばしいことかと自己完結はっはっは。
猛暑の午後にはどうかと思いましたが秋口には多分ピッタリフィットするであろうバンメン。
ゆるゆるとバンメン方面にも進みます。
バンメンブラボー。



昭和な店内でショワショワと食事。
今回シュウマイも食べなかったし、気になるメニューも発見。
また近々伺います。
美味しかったです! 御馳走様でした!

奇珍
神奈川県横浜市中区麦田町2-44
11:30~15:00
17:00~21:00
木曜休