ご高評を戴いております2020年カツ丼の旅。
そろそろ天丼も恋しくなって参りましたのでペースダウン致します。
でも旅は終わりません。
ゆっくりゆっくり進みます。
何でこんなに旅をしているかと申せば長くなりますので端折りますが自分探しの旅です。
自分の魂に最も近いカツ丼(それも玉子とじタイプ)を探しておるのです。
それを自分で作れるようになったらどれほどの自己肯定感が得られるのかを目指しておりますって何か書いていて背中がかゆくなってきましたあーかゆい。
そんな時は『富士そば』に行きましょう。
カモンレッツゴー。



カレーかつ丼!
旅のクライマックスに相応しい逸品です。
ワタシはこれを食べるのは田町店と決めております。
なぜならこの田町店でこのカレーかつ丼に初めて遭遇してハートを射貫かれたからです。
理由になっていませんね。
まあいいか。



かつ丼になぜカレーをかけるのか。
この場合カレーライスになぜカツとじを載せるのか。
そっちだな。
一緒にしなくても良いのではと云う良識的な御意見も御座いましょう。
でも両方いっぺんがイイんだよ。
その昔、まだクレイジーケンバンドが車移動でツアーをしておりました頃、東名高速道路の静岡県内のどこかのサービスエリアのレストランで牛丼とカレーのあいがけメニューが「フレンド」と云うネーミングだったのに感銘を受けて(食べなかったのですが)それ以来こうしたパワープレイマッチングには心を惹かれる人間になりました。
そしてその「フレンド」と云うネーミングは、若い頃に京都を旅していて、どこかの寺院の前の掲示板に「なかようしなはれ」と書かれた張り紙を見た時と同じような感慨、人間として大事にしなければならないことを眼前にグッと突き付けられたような感覚を覚えたのでした。
なんのこっちゃ。



イタダキマス。



ウマウマウー!
ああ。
何だかとてもホッとしました。
食べながらふと富士そばでかつ丼単体は食べたことないなと考えつつ、更に余計なことを考えます。
場所によってはカツカレー、そして玉子とじカレー、カレーライス、かつ丼、生卵カレーと様々な楽しみ方があることにも感銘を受けました。
これぞまさに多様性のある社会の縮図。
グローバル化の指針となるべき食べ物であると確認致しました。
カレーかつ丼ブラボー。



蕎麦の汁が付いて参ります。
わかめがたっぷり入っております。
これを飲んでちょっと落ち着け。
落ち着きました。
心が豊かになって充たされました。
ありがとう。



旧店舗は年季の入ったなかなかの風情があったのですが。
新しい施設にテナントとして入ってもなかなかステキな場所。
近隣で働いていると思われるお客さんが食べ終えたトレイを返却口に持っていった時の店員さんとの会話。
「また来週ねー」
「はーいお疲れさまでしたー」
ライフゴーズオン。
また伺います。
美味しかったです! 御馳走様でした!

富士そば 田町店
東京都港区芝浦3-1-32 なぎさテラス1F
24時間営業
無休