タイトルにはリゾットもどきと付けましたがこの後リゾット調理の手法は全く出て参りません。
もどきですからねもどきもどき。
ワタシは子供の頃好き嫌いが多くていつも食事は残してばかり。
野菜は食べないわご飯も食べきらないで残すわの残し放題やり放題。
それが好き嫌いの克服(努力はしていない)と共にご飯を残すことに罪悪感のようなもの(罪悪感もどき)を感じるようになってとにかくキレイに全部食べきるのを是とする大人となりました。
ご飯粒がお茶碗にちょっとでも残っているとああモッタイナイなぁと思ってしまう全量摂取主義。
ラーメンとかそばの汁を残すのが一苦労。
食材を作ってくれた人、料理を作ってくれた人、沢山の人達の努力があって目の前の料理がある。
おいそれとは残せません。
それでも過ぎたるは及ばざるが如しと云う言葉も知っております。
ワタシの母親は家族が食事を終えた後の小皿に残った醤油やソースやケチャップなどを全て回収、それらを全部混ぜたところにわさび漬けなどをぶち込みましてそれをご飯と一緒に食べておりました。
それは過ぎたるであります。
そんな食生活を続けていた母親がある時病院に行って血圧を測ったら上が240下が180と云う物凄い数字を叩き出しました。
「奥さんすぐ入院してください」
「あらあら」
特に自覚症状のなかった母親は医師の驚きをよそに帰宅し暫くそのまま過ごしましたとさ。
後日母親がくしゃみをしましたところ背中の毛細血管が一斉にブレイクして内出血をして背中が真っ黒に染まったり致しましてようやくちゃんと治療しましょうと云うことになりましたとさやれやれ。
余談が過ぎました。
毎日家でご飯を食べるなどここ数年なかった生活になっておりますのでまあ普段より色々と作ることになり料理出来上がりの量も多かったり少なかったりその時その時でまちまち。
少なければなくなりますが多いと残ります。
その残りをナントカしようと云う試みもせねばなりません。
今回の結果はこうなりました。



自作リゾットもどき!
出来上がりがぺったらぺたらこになりましたのでリゾットを想起したわけですが実際はおじやに近いのかと思われます。
材料はビーフシチューの残り。
肉は食べちゃってニンジンと汁が残っているのみ。
これをご飯と合わせちゃったらどうかと云う最近お馴染みのカップヌードル炒飯系の考え方でこうなりました次第。



これまたハンパに残っていたご飯をバターで炒めてそこにビーフシチューの残りをイン。
炒めている途中で黒胡椒とウスターソースだけちょっと隠し味で入れました。
結構しっかり炒めましたが汁気が完全に飛ぶようなことにはなりませんでリゾット的にぺったらぺたらこしたところでお皿に盛って粉チーズを振りかけて出来上がり。
キャンタンです。
イタダキマス。



ウマウマウー!
そりゃウマイわ。
極上の残飯。
ちゃんと美味しいのと残り物が無駄にならなかったのとでダブル満足。
ただこりゃカロリー高いね。
過ぎたるは何とかになっちゃいます。
気を付けませんと。
野菜は他の機会にたっぷりと。
楽しく美味しく食べて減量も健康も考えるトライアル続けます。
御馳走様でした!