LIVE
Frank Marino & Mahogany Rush

Happy 65th Birthday, Frank!
11月20日生まれで蠍座であったかフランク・マリノ。
ワタシが語らずしてどうすると云うフランク・マリノ。
以下フランク・マリノへの想いがダダ漏れです。
長文駄文ご注意ホントに読み流してください。

ワタシがこの人生でこれ以上量的に聴いたアーティストはいないと断言して良いと云うほど聴いたフランク・マリノ。
自ずとコピーした時間熱量没頭度でダントツ一位のフランク・マリノ。
特に高校生時代のワタシはフランク・マリノに取り憑かれていたと云って良いくらいハマっておりました。

カナダが生んだ偉大なるギタリスト、フランクマリノ。
特にこのライブアルバムは本当にレコードの溝がすり切れて聴けなくなるくらいまで聴きました。
聴いたというかコピーしたと云うか。
レコードをかけて一緒にギターを弾いて、良きところまで針を戻してまた一緒に弾いて、戻して弾いて戻して弾いてを延々と繰り返しました。
それこそ一晩中、朝まで延々と。
それがほぼ毎日のことのようでした。
同室だった弟はかなり迷惑だったことでありましょうすみません。

そんなわけでワタシのギターの根底にあるのがフランク・マリノ、そしてこのライブアルバム。
パッション的にも技術的にもとにかく影響下、またはモロにそのものであると云う時もあります。
こんなにフランク・マリノがスキなのに小野瀬さんはサンタナみたいだとかゲイリー・ムーアみたいだとかリッチー・ブラックモアがお好きですよねと云われたりするんですがフランク・マリノなんだよフランク・マリノ。
でもジョニー・ウインターもスキでファイアーバードでサムピックになっちゃったり。
ドゥービー・ブラザーズのコピーバンドやったり。
最近ではある日ロイ・ブキャナンに憑依されたりとか。
曲を作るとヤン・アッカーマンでフォーカスになっちゃったり。
同じカナダでもラッシュを全アルバム持っていたり。
そんなワタシですが(声小さめ)。

このライブアルバムの冒頭、ムーグのタウラスか何かの(シンセ)低音がぶおーっと鳴るとそれだけでワタシは無条件に高揚して脳内物質がどんどん分泌されます。
ほいでもって“The Answer”がスタート。
曲中のソロは素晴らしいけれどそこに至るまで、キーDの曲が展開して新しいキーEのリフが出て来るところがもうゾクゾクするのですよゾクゾクと。
そして2弦の15フレット(多分そうに違いない)で6拍半のD音からソロスタート(その直前にBを弾いていると云えば弾いているけど)。
そこは高校生でも何とか追えるソロ。
そこからキーDのリフに戻って、エンディングで一頻りターボをかけて弾きまくってD79のコードでとらりらりーんと弾いてじゃーんと終わるのだよここがスゴイのだよわからんかこのスゴさが。
そして“Dragonfly”のリフは高校3年間弾き続けて、ファンクの何たるかが判ったような勘違いめいた気分になって。
そこからブルースになるのだよ“I'm A King Bee(Excerpt from "Back Door Man")”なんだよこれがもうここからが真骨頂なんだよこんなの高校生時代に出逢っちゃったんだよ出逢ったら惚れるだろ惚れちゃいかんのかとにかくベタ惚れしちゃったのよいやーん。
最終盤でワウを踏んでターボどころかワープモードに入っちゃう感じが今でもワタシを焚きつけて燃やしてメラメラです。
フランジャーだかコーラスだかしっかりかける、ディレイもかける、ワウを踏む、アームも使いまくる、それ以上に右手左手フルスピード情感ナシビブラートなんて後回しとにかく早く早くでも弾くんだよ弾けばわかるさ。
“A New Rock & Roll”はギターリフにキーEでG#音があるのにベースがCに行くところが長年釈然としなかったのですが今もしないですすみません、でもってアームでスライドプレイのシミュレーションやるのですがこれがまた絶品でして換骨奪胎の最たるモノではないかと考えておりますここまでがレコードのA面。

B面は更に弾きまくりで“Johnny B. Goode“も“Talkin' 'Bout A Feelin'“も弾いて弾いて弾きまくって、挙げ句の果ては“Electric Reflections Of War”でトリオなのにドラムもベースも休んでとにかくギターだけで限界を突破するんだよ行き切るんだよやり遂げるんだよ。
そして大団円の“The World Anthem“。
この曲だけ日本のJASRACに登録があって、それはX JAPANがカバーしていたからなんですねもしからしたらX JAPANのファンの方はこの曲ご存じかも知れませんフランク・マリノの曲ですよフランク・マリノですよろしく。
最後は臆面もなくジミヘンの“Purple Haze”でありますよ。
これがまたカッコイイんだ。
誰が何と云おうとワタシはこれがカッコイイと想う。
この文章を書きながら今日もここまでこのライブ盤4回聴きました。
それでもまだ飽きることはありません。
お付き合いありがとうございました。

ワタシが完全にコピー出来なかったのはギターではなくてフランク・マリノの歌であります。
上のGとかAとかまで地声でいけるんですね。
ワタシはFとかF#に喉の切り替えポイントがあってGを容易に出せない時もあります。
これがワタシをして完全にフランク・マリノ化出来なかったポイントです。
同様にジョニー・ウインターもそうで、もっと高いのですAとか楽々なんですね。
この辺りが長年に渡って自分のギターと歌のギャップでコンプレックスになっていたところです。
最近は開き直りましたけどねまあそんなことどうでもいいですねすみません。

以前マーティー・フリードマンさんとちょっとお話をさせて戴いた時にフランク・マリノの話題になって「フランク・マリノは神様のようなものだ」とお互いの見解が合致してヒジョーに嬉しかったことがありました。
1970年代は神々の時代であって、ワタシは様々な神に魅せられてギターを手にして練習し弾きまくってここまでやって来ました。
自分がまだまだ道半ばのように感じるのはやはりまだこの神の域に達していないからだと考えます。
不遜に思われるかも知れませんがワタシも出来る限りその域に近付けるようこれからも精進して参ります。
先は長いな。
取りあえず最近スピードが速いとリズムから落っこちることがあるのでもう一度フランク・マリノのコピーをやったるで。
ウマウマウーなんて云ってる場合じゃない(云うけどね)。
枯れたりなんてせんわ。
なめんなよ。
そんなわけで結局また自分のことばかり書きましたすみません。
ダダ漏れ最後までお付き合いありがとうございました。
まだ漏れてますがまたの機会に。