2019年11月10日、小野瀬雅生と須藤祐@沼津ねこと白鳥の当日、お昼。
その前日に臨時休業されていた長泉町の『富士見軒』に改めて伺うことが叶いました。
臨時休業の理由はご近所でご不幸があったからだそうです。
ベテランのお母様がお一人で切り盛りしているお店です。
この日も入店してすぐに「出前に行ってきます」と云うことで暫く我々は店内でウェイティング。
なかなかお目当てのアレに辿り着きません。
それでも待って待ってひたすら待ってようやくお目通りが叶う歓びもひとしお。
カモンレッツゴー。



カツ丼!
これです。
このルックスにお目にかかりたかったのです。
ナルトのピンク色がひたすらにキュートでポップ。
この画像をネットで見て一目惚れしちゃったのです。
これが運ばれてきた時の高揚感。
ワタシが女子ならキャーッと黄色い歓声を上げたことでしょう。
もうこの時点で云っておきます。
ウマウマウー!
たまらんヤツでしたのこれ。
詳しくご説明しましょう。



カツは注文が入ってから揚げてくれます。
かなり肉厚でグラマラスなカツ。
このカツの豚肉に下味としてコショーがバッチリ効いているのです。
最初の一口を食べてすぐにコショーバリバリだぜと認識出来たレベル。
中華料理店のカツ丼はこうでありたいとワタシが思い描いていたのがドンズバで現れたのです。
スバラシイ。
ウツクシイ。
ウマウマウー!
思い出すのは20年前。
東京は西永福のパワーハウススタジオでクレイジーケンバンド2枚目のアルバム『Goldfish Bowl』をレコーディングしていた頃。
スタジオでの夕食を出前で取っていたのが近所の中華料理店で、そこのカツ丼もまさにこのカツの下味にコショーがバリバリ効いているヤツで。
ワタシも剣さんも廣石さんも夕食など5分くらいで済ませて即スタジオ作業に戻っていました。
でもその5分でかっ込むカツ丼のコショーの感じは明瞭に覚えています。
このカツ丼を食べて、思い出しました。
自分達が歩いてきた道。
音楽を愛しバンドを愛しライブを愛しレコーディングを愛し。
愛にはひたすらに忠実に歩いてきた。
その感じね。
カツ丼一杯で大袈裟なと思われましょうがそんな風に感じたんだからショウガナイ。
ウマウマウー!
ご飯もたっぷりカツも肉感たっぷり。
濃いめでパワフルな味付けなれどまろやかである。
聞けば60年以上営業されているとのこと。
(お店自体はもっと古くからあるのではと云う情報も)
ここにこのカツ丼があるなら必ずワタシはここを再び訪れるでしょう。
お値段は1000円オーバーと決してリーズナブルではありませんが(ここ数年で300円ほど値上げされた模様)お母様の努力尽力ご奮闘を考えれば安いもの。
一品一品丁寧に作ってくださるのでお時間もかなりかかります。
ですのでご訪問の際は余裕をたっぷり持って。
そしてもう一度申し上げておきます。
ウマウマウー!
富士見軒のかつ丼ブラボー。



ちなみにこちらはカツ丼(上)!
ナルトがカマボコになっております。
並と100円差があるのですが、ナルトがカマボコにチェンジする以外のもう一つの秘密はいずれまたワタシが食べてから告白致します。



餃子!
羽根付きです。
懐かしい感じです。
ウマウマウー!
フツーの餃子に感じました。
これはカツ丼のインパクトがあまりにも強くて印象が埋もれてしまった感アリ。
ラーメンと一緒だとチョウドイイのかな。
あと白飯と一緒とか。
餃子ブラボー。



カツ丼のスープ!
これがパワフルで濃くてビックリよ。
ガッツありますのよ。
ウマウマウー!
味見させてもらったラーメンのスープより味は濃い。
滋味が沁みました。
スープブラボー。



漬物もちゃんと漬けてあるヤツだと思います。
懐かしい味わい。
たまりませんわん。



ちなみにこちらはカツラーメン!
ルックス的にはカツ丼と同等またはそれ以上。
王者の風格漂います。
パワフルなんだなー。
いつかこれもイタダキマス。



期待以上のストーリー展開。
その先を知りたくなりました。
富士見軒ブラボー。



絶対にまた必ず伺います。
それまでどうぞお元気で。
美味しかったです! 御馳走様でした!

富士見軒
静岡県駿東郡長泉町下土狩1241
11:30〜20:00
月曜休