2019年10月18日、クレイジーケンバンド@倉敷市芸文館の会場入り前、お昼。
岡山でいつもお世話になっている大津くんのアテンドで倉敷の『天乃うどん店』に行って参りました。
倉敷の皆さんのソウルフードの一つだそうです。
ここばっかりは車でないと辿り着けないでしょう(最寄り駅から3kmほど離れてます)。
更に店には看板も何もないと云う素っ気なさ。
そう云う意味でも個人的にチョーハードルの高い訪問です。
ですのでオススメ(by田中一平くん)のあったものは全部戴いてきました。
カモンレッツゴー。



ざる!
食券を最初に購入して「どれから出しますか?」と訊かれるので「ざるから」と応えます。
着席して即運ばれてきてビックリ。
早い。
早速イタダキマス。



ウマウマウー!
ひやっとつるつるっと快適な口当たり。
ヒジョーにウマイ。
汁は甘めなんです。
すりごまも入っています。
そこに青ネギとワサビを投入。
ワサビと云うのがなかなか面白い。
関東人の我々には蕎麦にワサビがスタンダードな組み合わせと思っております。
うどんにワサビ。
うどんにワサビ。
でもナイスマッチングでした。
汁甘めと云うのもポイントです。
冷たくて締まったうどんをするすると戴けば至福のひととき。
ざるダブルでも良かったかと思うくらい。
ざるブラボー。



ぶっかけ玉子、鰹節ナシ!
鰹節ナシとオーダーせよとの指令が出ておりました(店内暗号はブシナシ)。
卓上の醤油をかけてよいしょよいしょと混ぜ合わせてイタダキマス。



ウマウマウー!
これはまた別世界じゃ。
口当たりがふうわりとやわらかくなって、でもうどんの強度は増しているような気もする。
そしてここで必殺技が出るのです。
先ほどのざるに付いていた汁を下げずにおいておいてもらって、その汁もぶっかけて戴くと云う関係者以外には知られていない大技を使いました。
これがまたピッタリなのです。
揚げ玉も最初はカリカリ後にふわふわと楽しい。
こりゃたまらん。
ぶっかけ玉子(ブシナシ)ブラボー。



肉昆布玉!
温かいうどんで締めます。
ニクコブタマです。
温かいと云うよりアツアツです。
イタダキマス。



ウマウマウー!
出汁の偉力が3杯目にしてビビッドにストレートに押し寄せます。
塩加減もちょっと強めでこれがまた沁みること沁みること。
うどんは温かい出汁の中で緩むどころか逆にギュッと締まって強靱になると云う不思議さ。
おぼろ昆布の風味の良さ。
肉のチョウドイイ甘辛の味付け。
そして薄いけどちゃんと味のするカマボコ。
玉子の滋味。
全てが緊密な関係性を持って成り立っているニクコブタマ。
ボリュームたっぷりでグラマラスでキュート。
食べに来た甲斐がありました。
肉昆布玉ブラボー。



この外観ではここが何なのか知っていないとわからんですねよね。
スゴイ体験をしました。
大津くん、一平くん、ありがとう。
またいつか機会を見つけて必ず伺います。
美味しかったです! 御馳走様でした!

天乃うどん店
岡山県倉敷市粒浦758-1
10:00〜17:00
日曜・月曜休