忘れぬうちにこれだけは早く。
先日のCRAZY KEN & IKURA@銀座ケントスの本番前。
小腹塞ぎに新橋駅へ。
多分20年以上ぶりに訪れましたのは立ち食いそばの『ポンヌッフ』。
まだ20世紀の頃、何度か伺ったことがあります。
と云うことは21世紀に入って初めてのポンヌッフ。
フランス語でPont Neufとは、新しい橋のこと。
そうかダジャレだったのかと気がついた時の感動を今でも覚えています。
それでは21世紀初のこちらを戴きましょう。



天丼セット!
これは実はなかなか味わい深いセットでありまして。
まず店外には天丼セットのポップが貼ってあるのですが。
券売機には天丼セットのボタンがないのです。
いくら探してもない。
ですので取りあえずかき揚げ丼セットの券を券売機で買って入店。
中で店員さんに訊いてみると、天丼セットは1日20食限定で。
券売機でなく中で直接オーダーしてくださいとのこと。
ワタシはかき揚げ丼セットの券を出して差額の140円を払いましてグレードアップしてもらった次第。
こう云うのは面倒くさいと云わずに味わい深いと云うのです。
これからもこうした味わい深さを求めて生きて行きたいと思います。



天丼!
バットにたくさん作り置きしてある天ぷらを二度揚げしてからタレにつけてご飯にオン。
丼上ラインナップはエビ天、アジ天、かき揚げとゴージャス3点セット。

ウマウマウー!

もしかしたらこれを食べてワタシの赤文字ウマウマウーに意義を唱えられる方もいらっしゃるかと存じます。
いやきっと多いと思います。
これはワタシの深層に訴えかけてくる天丼。
もしワタシの意見を参考に食べるならその辺りを汲んで戴きたい。
揚げ置きの天ぷらの衣がぼたっと野暮ったい。
そばの汁に浸ってこその衣。
それを丼に載せているんですから意味合いも様相もかなり違うんです。
衣の中のエビもアジもあーなるほどねーこうきたかーって思います。
でも肝心なのはそこじゃない。
雨戸の隙間から暗い部屋に陽の光が斜めにすっと差し込んでいる感じ。
その光の中に空気中の細かい粉塵がキラキラと光って見える感じ。
それを天丼にして食らっているのです。
わかるかなー。
わかんねぇだろうなー。
「云々」が「でんでん」でもとにかく伝えることが大事。
ワタシはこれからも云々をでんでんと伝えて参ります。



セットのそば!
雑に見えようと何だろうと。
イイんですこれで。

ウマウマウー!

ザ・タチグイソバの濃いめの汁の味わい。
ちょっとぽそっとしたそばの口当たり。
天丼とセットになっていてもお互いに味覚的な何かを補完し合うこともなく。
ボリューム満点であることが全て。
それでイイじゃん。
天丼セットブラボー。



今度は22世紀にならないうちに伺います。
美味しかったです! 御馳走様でした!

ポンヌッフ
東京都港区新橋2-17-6(新橋駅 銀座口を出てすぐ)
5:00〜翌2:00
基本的無休