2016年12月20日、岐阜県郡上市八幡町にある池田工業株式会社さんにお邪魔して参りました。
ワタシ達がいつもお世話になっているギターピックはこちらでかなりの割合で作られています。
名古屋の『麺亭はるもと』さんのご紹介でご縁が出来まして、今回の工場見学の運びとなりました。
これがこれが。
目から鱗でなく目からピックがこぼれ落ちました。
へぇーの連続。
かいつまんで見学記をお伝えします。



ピックのなる木の枝!
ではなくて。
板から型を抜くピックもあれば、素材によってはこうして作られるのもあるのです。
もうこの時点でへぇーが出まくり。



これは型から抜かれた生まれたてのピック。
まだエッジがギザギザしていてこのままではちょっと使えません。



それをこんな回転する機械に入れて研磨するのです。
へぇー。
素材によって、そしてピックの形状によって研磨の時間は全然違います。
マニュアルはなく経験に裏打ちされた職人さんの勘で時間が決まるそうです。
へぇー。



こちらはなんと自動でサムピックを作る機械!
お世話になっております!
この機械から目が離せなくて困りました。
だってだって。
こんな風に作られているんだーと思ったらもう愛しくて愛しくて。
別記事で動画もアップします。



社訓は「一爪入魂(ひとづめにゅうこん)」。
創業は1967年。
スゴイです。
最敬礼。



サンプルを色々と戴きました。
試奏もいっぱいさせてもらいました。
大きいヤツはネタ用です。
でも使って使えないこともない。
色々考えます。



こちらはセルロイド素材でサムピックを作る時に使う型!
これで平らなセルロイド片(型抜きされている)を挟んでお湯の中でゆらゆら揺らします。
そうするとセルロイドがふにゃふにゃしてくるんです。
その柔らかくなった時を見計らってお湯から上げて、この型に沿ってギュッと曲げる。
それを冷たい水につけるとセルロイドがまた固まって、サムピック一丁上がり!
この作業をやらせてもらいました。
簡単なようでかなーり難しい。



ワタシが作ったサムピック3つ!
右のが処女作。
なかなかウマくできた。
左が2つめ。
油断して変な形になっちゃった。
真ん中が3つめ。
かなりちゃんと出来ました。
どれもとてもとてもカワイイです。
自分で使う道具を自分で作ってみると云う貴重で不思議な経験。
ありがとうございました!



名古屋から車で1時間ほど。
田舎ですよと云われていましたが、そうでもない。
これだったら〇〇とか〇〇〇とかの方がよっぽど田舎ですよ。
民家の数が全然違います。



池田工業の皆さんと!
白目の娘(見学同行の高校3年生)はこういうキャラなので気にしないでください。
また改めて伺わせてください。
サムピックもまた作りたいです。
ありがとうございました!