ふとしたきっかけで大きな成果を得ることがあります。
これは大きかった。
ショッキングでありました。
CKB@倉敷市芸文館の当日、会場入り前。
『すわき後楽そば』でラーメンとゲンコツおにぎりを食べて、ではどこかでお茶でもと云う算段に。
どこにしましょうかと岡山ナビゲーターのたっちゃんと合議。
お店選びの会話の中に突如現れた鉄板と云うワード。
鉄板?
スパゲティーで鉄板?
そこにしましょう。
お茶じゃないやん。
イイんです。
と云うわけで倉敷ゆめタウンと云う商業施設の大駐車場に駐車。
ゆめタウン店内は、何と云うか、でかいスーパーですなここ。
2階へエスカレーターで上りますとお目当ての喫茶店『一番館』があります。
日曜でお昼時と云うことでかなりにぎわっております。
それでも暫し待つも程なく案内され着席。
カモンレッツゴー鉄板。



スパゲティイタリアン(鉄板焼き)!
その「(鉄板焼き)」と云う表記がまず心を打つ。
「()」カッコで囲むことでプレミアム感が出ますよね出るでしょそうでしょ。
送り仮名の「き」があるかないかで重みが違うのですよ重みが。
「き」があることで軽妙な印象になりますでしょそうではないですか。
この場合送り仮名があって正解だと思いますがいかがでしょうかそんなことどうでもいいですか。



オーダーから出て来るまでかなりお時間がかかります。
お急ぎの方は回避されるがよろしいかと存じます。
ちなみに(鉄板焼き)カテゴリーにはイタリアンとミートソースが存在。
鉄板方面でないナポリタンもあります。
へそ曲がりのワタシとしましてはそのナポリタンもヒジョーに気になったのですが。
それよりも「(鉄板焼き)」にやられたのだわー。
ニャロメー。



ちょっと別のお話。
付いてきたサラダに缶みかんの存在を確認。
サラダにフルーツの問題は根が深いと思います。
許されるべきか、許されざるべきか。
またいつか問うてみます。



この写真を見て興奮するワタシ。
生卵の白身の透明感、その上のパセリ。
スパゲティ下部に沁みて白く火の通った白身が垣間見えるところ。
なんてカワイイ。
ご賛同戴けましたら幸いです。



ウマウマウー!

何と云うストイシズム。
具の存在は殆ど確認出来ません。
(実は入っているらしいのですが)
スパとイタリアンソースと生卵だけ。
不思議なまろやかさ。
ケチャップとウスターソースと何だか色々混ざっていそう。
ちょっと細めの麺がこのソースと絶妙にマッチ。
この味わい、どこにでもありそうで、未体験。
なんだこれ。
似たようなのはあちこちにあるだろうけど、完全独自路線じゃないのこれ。
生卵をまぶすと更にまろやかに。
火の通った玉子の甘味が立つ。
周囲を見回すと殆どの方がこれを食べている。
「スパゲティイタリアン(鉄板焼き)専門店」と謳っても良いくらい。
何かに魅入られたようにみんなこれを食べている。
イタリアン(鉄板焼き)修行の場。
(鉄板焼き)のパワースポット。
ワタシは目撃した。
ワタシは体験した。
川口浩探検隊にも勝るとも劣らないこの達成感。
ひたすらスパを食う。
同じ味をひたすら食う。
量はそれほど多くないので誰でもが修行を達成出来る。
きっとまた来てこれを食べることになる。
ああ恐ろしや(鉄板焼き)。
ワタシもすっかり魅入られてしまった。
もしかしたらここ数年で最も印象深い食べ物かも知れません。
いやどうなんだろうわからなくなってきた。
と云うことでこれは再食優先順位最上位にランク。
ヨロシクお願いします。







何の変哲もない喫茶店に潜む未知の存在。
出逢えてシアワセデス。
また必ず伺います。
美味しかったです! 御馳走様でした!

一番館
岡山県倉敷市笹沖1274-1 ゆめタウン倉敷 2F
10:00〜20:00L.O.
無休