一昨日の大阪キャットミュージックカレッジ専門学校での特別講義終了後。

京都に移動して友人夫妻と合流。

美味しいモノ食べましょうと云う事で『まえはら』に伺いました。

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba
 

掘り炬燵のカウンター席に座って生ビールで乾杯。

いきなり写真がないんですが、その生ビールが強烈にウマかった!

普通のキリン一番搾りなんだそうですが、全然違うの。

グラスの中の泡が、とてもゆっくり動いているの。

いきなりビックリしましたの。

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba
 

前菜は左からカニとカニ味噌、ナマコの酢の物、鰻の燻製にアボカドとチーズを添えたもの。

ナマコが素晴らしくウマかった!

ナマコをウマイと思ったのは人生で3度目。

悠久の海の営みがこの味わいと香りの中に凝縮されている。

どこか奥底にある海の記憶からの呼び声が聞こえる。

今でもふと思い出せる味。

すごーい。

いきなりどれもこれもウマイ。

クラクラしちゃいます。

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba

 

すっぽんの肝、心臓、卵。

生です。

肝の味の豊かさ奥深さ高貴さ鮮烈さ。

形容詞がいくらあっても足りない。

命の甘さを永遠の回廊で歌う儚い旋律。

地球。

水。

組み合わせ。

恐れ入りました。

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba
 

きずし。

締めサバです。

このサバの素晴らしさ。

テクノビートのような精緻な四角さ。

角度の絶妙さ。

サステインは絶対にここまでと云うこれまた絶妙な長さ。

仕事の完璧さ。

出逢えたシアワセ。

ゆっくりと噛み締めて味わいました。

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba
 

すっぽん小鍋。

もう何もしゃべりたくない。

表現したくない。

ただゆっくりとこの滋味に浸る。

やわらかく、しみこむ。

からだのすみずみにまで、やさしさがやってくる。

ちいさなやいたおもちが、おいしかったです。

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba
 

鰻の皮の唐揚げサラダ。

軽快にパリパリっと。

こりゃウマイー!

夢から覚める感じ。

おはようございます!

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba
 

揚げ出し豆腐。

牡蠣やアスパラが乗っておりますの。

とろみのついた餡がたまりませんの。

この頃にはワインを通過して焼酎をストレートで嘗めておりました。

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba
 

鰻の肝の山椒炊き。

ああこれがまた。

濃い味付けがしっかり沁み込んでいて、たまらんのです。

そして。

そしてそして。

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba
 

うなぎが。

きました。

人生で最良最高のうなぎでした。

やわらかく、やさしい。

永劫の丘の上から悠久の大河に向かって吹く風に同期する旋律。

閉じた輪の中にある無限大の広がり。

いつまでもここにいて、いつまでも夢見ていたい。

ここにも仕事の完璧さ。

幸せを作る手。

出逢えて本当に良かったです。

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba
 

デザートの事は殆ど覚えておりませんの。

それくらい、ノックアウトされました。

まだそこに私がいて、まだ食らい続けているかのような感覚。

いつかまた、その私を迎えに行きたいと思います。

堪能致しました。

美味しかったです! 御馳走様でした!

 

まえはら

京都府京都市中京区両替町通ニ条上ル北小路町108-1

11:30~13:30L.O.

18:00~21:00L.O.

水曜休