美味しいモノをいっぱい戴きました『すきやばし次郎 豊洲店』。
ここから握り、そして巻物へと参ります。
マグロのヅケ。
マグロの赤身が持つ甘みや旨味を醤油が最大限に引き出す。
何だかそんな表現では物足りない。
凄みのようなものを感じる。
色合いとは逆に温かみではない方向。
凛然とした高貴さ。
未解明の定理。
ハモンドオルガンとレズリースピーカー。
ギターにワウ。
トーンの収縮と再構築。
冷たいのに妖艶。
少しだけの微笑み。
ファンタジー。
ファンタスティック。
背筋が伸びるような美味しさでした。
ウニはロシア産。
これには逆に温かみを感じる。
花開くような味わい。
海の花。
花が海なのか。
美味しさに目を閉じる。
ウニはもう一つ。
これもロシア産ながら味わいは違う。
こちらは蕾のよう。
海の薫りの広がりは小さいけれど静かで綺麗な海。
これまた目を閉じる。
小柱。
可愛らしい旨味。
かけ算の九九のよう。
簡単そうだけど不思議もたっぷり内包している。
妖精達の数字。
ラッキーナンバー。
アジ。
美しい光沢がそのまま味わいとなって四散する。
スパークリング。
その後には優しく爽やかな薫りが残る。
高い場所から見下ろす穏やかな海。
美味しさが心に沁みてきます。
塩辛。
私、塩辛ってあまり得意ではないんですが、これは別物。
イカの美点を全てリストアップしてあるような複合的な味わい。
ウニとはまた別の角度で海を感じさせてくれる。
とっても美味しい。
美味しいと思うと感覚がまた新しい回路を作る。
戴くモノ全てが食べる私の心に語りかけてくる。
言葉にならない対話をずっとしている。
対話はまだ続きます。
美味しかったです！ 御馳走様でした！
すきやばし次郎 豊洲店
東京都江東区豊洲4-10-1-102
11:30～13:30
16:30～20:30
土曜日は昼のみ営業
水曜休