先日参りました『すきやばし次郎 豊洲店』でのパキッと填まったお話。

前回の記事はこちらです

何かを食べる毎に部品と部品が填まるんです。

ただ食べ終えた時に何かが完成されたかと云えば、そうでもない。

まだまだ長い工程の一部に過ぎない。

それでもここはきっと自分にとって凄く大事なところだった。

この日の事はきっと忘れないでしょう。

さて、トロ、です。

 
小野瀬雅生オフィシャルブログ「世界の涯で天丼を食らうの逆襲」by Ameba
 

トロ。

トロッとした口触りだからトロ。

なんだそうです。

 
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もうちょっと寄りでトロ。

筋だらけのマグロのぶつ切りで育った私にとってお寿司のマグロは別世界の食べ物。

でも昔のぶつ切りにはこのトロの部分も結構入っていたのを覚えています。

もちろんこんなにシェイプのはっきりしたのではありませんでしたけどね。

ピンク色の切れ端。

なんだか冷たいのに温かい味。

ふわーっと。

トロける。

嬉しいなぁ。

 
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赤貝。

鮮烈な薫り。

味わいの中から薫り立つ海。

全く関係なく昔の横浜の事を思い出したりした。

夕暮れの国道16号線の磯子辺り。

あの辺りだけ違う色だった。

本牧や横須賀ほどアメリカの色は強くない。

でも日本ではない。

後にアメリカやハワイに行ったら同じ色合いがあった。

なんでもないところ。

でも私にとっては特別なところ。

海の色が夜に溶け出している時間と空間。

道を照らす街灯のオレンジがかった色あい。

この赤貝にも同じようなものを感じたのです。

何だか色合いを戴いているような。

 
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アワビ。

これはとても判りやすい。

歯応えで味わう疾走感。

フォガットだなー。

フール・フォー・ザ・シティーかストーン・ブルーか。

イージー・マネーとかスロー・ライドではないの。

B.T.O.でもデリンジャーでもアリ。

エンターテインメント。

まだまだ続きます。

美味しかったです! 御馳走様でした!

 

すきやばし次郎 豊洲店

東京都江東区豊洲4-10-1-102

11:30~13:30

16:30~20:30

土曜日は昼のみ営業

水曜休