友人に先日月岡温泉でライヴをやると話したところ、意外なリアクションが御座いました。
「新発田でオッチャホイ食べてきて!」
「それなんですか?」
「わからないんだけどシンガポールでオッチャホイらしい」
オッチャホイ?
シンガポール?
検索の結果、シンガポールはお店の名前で、オッチャホイは料理の名前。
どうやら皿オッチャホイと汁オッチャホイがあるらしい。
皿。
汁。
オッチャホイオッチャホイ。
安斎さん、行きましょうオッチャホイ。
って事でライヴ後に新発田駅近くの『シンガポール食堂』へ。
皿オッチャホイ、汁オッチャホイ、餃子、ビール、オーダー致しました。
まずは皿オッチャホイだ!
皿オッチャホイ、基本線はきしめんの焼きそば!
味は塩味っぽいですが、ピリッと辛い。
唐辛子の辛さであります。
世にピリ辛を謳う食べ物色々あれど、これぞまさにピリ辛である!
ピリ辛でないのにピリ辛を謳っているニセピリ辛は悔い改めよ。
具はもやし、キャベツ、ニラ、肉、そして卵。
ニンニクの風味もかなり致します。
麺は、ずっしり重量感のあるきしめん。
アジアの米粉の麺とはちょと違います。
なんでもシンガポール生まれの店主が記憶を元に作り上げたのがこのオッチャホイ。
創業から60年以上も経っているそうな。
昭和40年代にはTVCMも打ったとか。
ローカルTVとかだったのかCM。
見てみたいー。
それはともかくオッチャホイ。
これが麺がかなりしっかり炒められていて、焦げ目の付いたところの食感がたまらんのです。
私の好みのど真ん中にやってきた!
ストライク!
新潟駅で乗り換えて30分強、こんなところにウマイもの。
見つけたは良いけど、これからどうしよう。
日本で、いや世界でここにだけしかないであろうオッチャホイ。
私の人生、またこのオッチャホイを食べられるのだろうか。
いや、食べる。
また来る。
気に入ったのだ。
オッチャホイだぜ。
安斎さんも気に入ったもよう。
追加でシイタケオッチャホイもオーダーしてみた。
こちら!
シイタケが追加されているだけなのだが、味わいが全く違う。
シイタケの旨味がスゴイ!
生シイタケを干して旨味が凝縮されておる。
いいぞオッチャホイ!
さらにこちらの餃子、これがまたイイ!
大ぶりなんだが味わいが軽やか!
野菜に頼っていない、肉主役なのに軽やか。
タマネギ?
皮はパリッと、具はふわっと。
これまたリピートしました。
いいぞシンガポール。
さあ、そしてこちらが汁オッチャホイ。
野菜たっぷりのタンメン、麺がきしめん。
フツーの味。
しかししかし。
そのフツーさを愛でよ。
麺の食感、口の中で麺のエッジの角度、断面の面積を測る楽しさ。
汁もイイぞー。
オッチャホイ!
皿オッチャホイ、テイクアウトされるお客さんも多数。
私も一つテイクアウトして持って帰りました。
絶対に、絶対に、また来ます。
美味しかったです! 御馳走様でした!
シンガポール食堂
新潟県新発田市中央町3-2-1
11:30~20:30
水曜休