Wish You Were Here
Experience Edition
Pink Floyd
TOCP71169*70
邦題は『炎 ~ あなたがここにいてほしい ~ デラックス・エディション』
英語だとExperience、日本だとデラックス。
なんだか随分と意味が違いますね。
そんな事はどうでもよろしい。
私のとってのピンク・フロイドはこのアルバム。
1975年、私は13歳。
見事に射貫かれました。
でもど真ん中をズドンではなかったんです。
ど真ん中はそれこそモントローズにフォーカスにクイーン。
その後はサバスにイエスに色々。
その中でピンク・フロイドは「?」マークだったんです。
でもその「?」がずっと心の中に刺さっていて、私の音楽の中に深く根付いた。
私がこんなギターを弾きたいと思う1番の理想はこのアルバムのデヴィッド・ギルモア。
エモーショナルでセンチメンタルでカラフルでシャープでビューティフル。
何度も何度も聴いた私のバイブル的なアルバムです。
そしてこれはそのアルバムのリマスター盤です。
色々意見はありますが、私はそんなに悪いとは思わないなぁ。
ギターのエッジがしっかり研ぎ澄まされた感じ。
同時にベースのピッキングのアタックも浮き上がってきました。
でも硬くはない。
ちゃんとロマンチックです。
そして今回の目玉、CD2。
1974年のライヴ音源。
細かい内容は専門の方に譲るとして。
ピンク・フロイド、ベースでグルーヴするバンドだったんだなー!
テクノとかハウスとかみんなベースでグルーヴしてるでしょ。
その親玉がピンク・フロイドでしたね。
確認して、感動して、私もグルーヴしました。
このCD2は必聴です。
それにしてもAmazonとか見るとこのアルバムのレビューの少ない事。
「狂気」「ウォール」は物凄い数のレビュー数。
「炎」は少ないねぇ。
名作だと思うんだけどねぇ。
心の底の底から、お勧めします。