〜「養」と「胎」に隠れた夫婦の力関係〜
四柱推命の鑑定現場で、非常によく出会う命式があります。
それが
偏官を持つ女性。
仕事もでき、人から頼られ、社会的には評価されやすいのに、
「結婚だけがなぜかうまくいかない」
「夫婦関係がいつも私ばかり疲れる」
そんな声が後を絶ちません。
実はそこには、
偏官と十二運の組み合わせが大きく関係しています。
◆ 偏官は「家庭」より「社会」に出る星
四柱推命では、
・正官=正式な夫
・偏官=夫以外の男性、仕事、社会、現実世界
を意味します。
偏官が強い女性は、家庭よりも先に 社会で役割を持つ運命。
・責任ある立場
・人を動かす役割
・代わりがいない仕事
こうした状況になりやすく、結果として 夫の役割まで背負う ことも少なくありません。
◆ 偏官 × 十二運「養」=面倒を見すぎる妻
偏官に 十二運の「養」 が付く女性は、とにかく 世話焼き です。
「養」は、
・育てる
・面倒を見る
・支える
・生活を回す
という意味を持つ星。
そのため現実では、
・夫の代わりに働く
・家計を支える
・精神的にも夫をフォローする
という立場になりやすい。
一見すると「良妻」ですが、
ここに落とし穴があります。
◆ 「養」は、夫を育てる星でもある
偏官+養の女性は、
・相手を成長させる力
・環境を整える力
を持っています。
しかしその結果、
・夫が甘える
・責任感が育たない
・妻が母親役になる
という関係になりやすいのです。
そしてある日、
「私ばかりが大人になっている」という虚しさが生まれます。
これが、偏官女性が結婚で疲れ切ってしまう大きな理由です。
◆ 偏官 × 十二運「胎」=甘えたい自立女性
一方、偏官に 「胎」 が付く場合。
「胎」は、
・胎児
・保護される
・甘える
・依存する
という意味を持ちます。
このタイプの女性は、
・自立心が強い
・社会ではしっかり者
・でも内面では守られたい
という二面性を持っています。
結果として、
・経済力のある男性
・年上
・パトロン的存在
との縁が生じやすい場合もあります。
ただし、自立と依存のバランスを崩すと、
「相手に頼りすぎてしまう」
「男の脛をかじる形になる」
という状態に陥ることもあります。
◆ 偏官女性が結婚で衝突しやすい理由
偏官は「夫」ではなく夫以外の男・社会の星。
そのため結婚生活では、
・夫を指図してしまう
・判断を先回りする
・相手の出番を奪う
という形になりがちです。
特に偏官が強い傷官と並ぶと言葉が鋭くなり、夫婦関係が荒れやすくなります。
◆ 偏官を安定させる星は「印綬」と「食神」
偏官を上手に扱える女性は、必ずこの二つを活かしています。
● 印綬
・理解してくれる存在
・精神的な支え
・学びと内面の安定
● 食神
・愛嬌
・柔らかさ
・フェロモン的魅力
偏官が「野生馬」なら、食神は「人参」。
無理に抑え込むのではなく、
自然に力を抜かせる星です。
◆ 偏官女性が結婚で苦労する本当の理由
それは、
「普通の妻像」に自分を当てはめようとすること
・控えめ
・夫を立てる
・家庭第一
この型は、偏官女性の設計図とは一致しません。
偏官女性に必要なのは、
・役割分担が明確な結婚
・互いに自立した関係
・社会性を否定しない夫
です。
◆ まとめ
偏官に「養」が付けば、人を支えすぎて疲れる。
偏官に「胎」が付けば、甘えと自立の間で揺れる。
どちらも 欠点ではなく、使い方の問題。
四柱推命は、「あなたが悪い」と告げる学問ではありません。
あなたに合った生き方と結婚の形を教える学問 です。
偏官を持つ女性は、その力を正しく理解した時、結婚も人生も、確実に安定していきます。
