私が数日体調が悪くぽとふ達は毎日お幼稚園にお願いしていました。

体調が悪いと面倒な言葉は話さなくなり、

本当に伝えたいことしか、
心からの思いしか話さなくなるものですね。

シーズーレスキュー動物愛護センターからの保護日記。‐指揮者ピアニストシーズーと音楽や、看護日記、海外リゾート発掘記と共に‐-2010080923320000.jpg

ぽよとふうがのお幼稚園の先生には優しさを沢山頂きました。ありがたいものでした。

私のうちは癌家系。
血液のがんやら、肺癌、肝臓癌、乳癌、胃癌ことごとく目の当たりにしてきました。

数年前のクリスマスも、なにげなくした検査で、間違って婦人科の腫瘍マーカーを検査してしまったら高いと言われ再検査したり。

今年は祖母が肝臓癌で、おばが乳癌で亡くなりました。昨年は身内を胃癌で亡くし。

また身内にあやしいものがみつかり一週間入院だと聞いたばかり。

自分で身を守るためでしょうか?自分のことも家族のこともひとつの症例としてみてしまいます。そしたら怖くはないから。

この数日、
横に寝そべりながら、音楽療法をしたときの音源を聴いていました。

沢山の声が聴こえ、一番楽しんで反応を返してくださるかた、ターミナルケアをしていました。数日前に癌で亡くなられたと聞き、この楽しんでいらっしゃる肉声を息子様にお届けしたいなと思いました。

次の音源を聴くと、私が看取った祖母の声。

目を閉じると
まだ私はあの時のままベッドサイドにいるようでした。
「ねえ、おばあさま・・さきはここにいるよ。」

時間だけが元に戻った瞬間。

いつなんどき、何があるかわからないから、目の前の人達を大切に愛さなきゃね。

弱ってる時は人の声にとても敏感なものです。なぜか五感が働いてしまうのかな。

少しの表情や伝わってくるお声に悲しくて胸がいっぱいになったり、

逆に温かみに強い安心を感じたり。

病気になるとわがままになるのは、そのせいでしょうか?五感が敏感になるから?

いつも以上に甘えたくなったり、しゅんとしたり、ほっとしてみたり。

不安定なものですね。

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ぱっくんがそんな私の心の読み取りの早いワンコだと今回気がつきました。

表情は笑顔、心はひどく泣いてた私の叫びをこの子は理解をしてくれたのか、お幼稚園の先生がいかれると、ぱっくんが私のそばにぴたりと寄り添い、離れません。

伝わってくる体温も鼓動も優しく、温かく私の叫びを受け止めてくれていました。

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犬ってそんな生き物なんでしょうかね?

犬に残された時間にも、人が人に対してするように手をさしのべてあげたいものです。


生きるものの残された時間は、

そうありたいと願うことからはじまるように思えます。

命あるもの、ぱっくんには私の母性をあげましょう。