昨日、祖母の初七日だった。亡くなると49日まで、7日ごとに旅立てるという。
7日めでもよいし、49日までは、この世にお別れの時間をとっても49日めでの旅立ちもよし。

本人亡くなる数日前に、自分の葬儀を終えてから、と気にしていたので、7日めで旅だったと思った。

私はかなしばりにあった。重かった。
おばあちゃん、さよなら!

そして、この世の私には教会でのコンサートがあった。十字架、ステンドグラスの下での演奏。ベル

教会の響きは素敵だが、逆にピアノのペダルが難しい。

厳かな礼拝堂に茶色いスタインウェイのピアノ。


教会なので、バッハなどの古典派の響き、教会音楽を感じたかったが、祖母の看取りなどで練習時間もなく、精神力がそちらに向いていたため、弾きなれてる
ショパンに。

春らしくショパン ノクターン9‐2 ホテルのラウンジでもよく弾かれている誰もが知ってるあの夜想曲(ノクターン)。


イタリアでのコンサートでも弾いたこの曲、作曲家の想いだけに集中できず、途中暗譜が飛んでしまった。
二回繰り返されるカデンツァ、指が急にわからなくなり、音感だけ頼り耳にとっさに近い音を弾いて切り抜けた。


指で弾くのではなく、心で響きを感じなさい、と言われてきたのに、指の感覚、にとらわれてしまった。

後悔と悔しさに帰宅。帰宅して、弾いてみた。その部分目をつむっても弾けた。気の緩みだったんだ。あせる


あと三週間で、再び本番がある。しかも、人前で初めて弾く、リスト愛の夢。

そして、バイオリンなどとのアンサンブルもある。
今週その合わせがある。私が止まってしまったら、みんながくるう裏拍リズムを弾く私。この重圧感。さらには全員で集まれるのは、本番当日直前練習。

あと三週間、集中しなきゃ。

愛の夢弾けるんだろうか。右手がメロディ、左手が伴奏、ではなく右手と左手の強拍からメロディラインが浮き上がって聞こえてくる愛の夢。

同じドの音が続く出だしも右手のド、左手のドからつながって聞こえてくるあの曲。


盲目のピアニスト辻井さんも愛の夢弾いてる。

部屋真っ暗にして、心で弾く練習、五感で弾く練習している。毎日が緊張感。
シーズーレスキュー動物愛護センターからの保護日記。‐指揮者ピアニストシーズーと音楽や、看護日記、海外旅行紀と共に‐-201003071613001.jpg