肝臓ガン末期の祖母。現在私は病室。病院お泊まり。

血圧60台。尿がでなくなってきた。 腹水増強。黄疸著名。酸素が15リットルにされた。意識混濁。

個室の為、祖母の好きな唄をかける。

戦前、昭和10年頃のうた。

あざみの唄。カチューシャの唄。ゴンドラの唄。

カチューシャかわいや、別れのつらさ…。

命短し、恋せよ乙女…。

祖母に聴こえてるのだろうか?

歌詞を聴いてると胸がいっぱいになる。

戦前に産まれ、戦争も体験し、戦争から生きて帰った祖父と一緒になった祖母。
めまぐるしく時代は変わっただろうな。

もうどうにもならないのかな。また声がききたい。

でもこれ以上の延命は私のエゴで苦痛なのかな。