さて、今回の回胴百景ブログは「クランコ編その2」!
その予定でしたが、僕のブログ更新速度が遅く本誌回胴百景がどんどん先に進んでしまったため、まずはその内容に沿った「サンダーV編その1」へと変更します。完全にてんやわんやしてますなww
それではサンダーV編その1を始めるとしましょう。

銀色のボディに漆黒のパネル。白銀色のTHUNDERの文字とさんざめく光。1997年12月、震えるほどカッコいい筐体を身に纏いサンダーVはホールに登場しました。

この機種は、業界初の機能である「予告音」「リールの消灯」「3連絵柄」を取り入れ、回胴界に革命を起こしたマシン。バックライトフラッシュの復活なども取り入れており、その後の回胴界の演出のスタンダードとなるものをほぼ全て搭載していたのです。まさに歴史に残る1台といえるでしょう。

※3連絵柄を初めて見たときの衝撃は今でも忘れられません。トリプルテンパイで美しいコンチのファンファーレが流れるのも憎い演出です。

※ちなみにV絵柄を初めて搭載したのも、このサンダーVが初めて。

※アルファベットのBIG絵柄の初となると、ベイビエンジェル2の「F」絵柄が元祖です。
さて、そんなサンダーVですが、僕の考える魅力とは「予告音と消灯、そしてフラッシュによって、通常出目がリーチ目に昇格する瞬間」。ここにあります。
もちろん大量のリーチ目を搭載していたのですが、演出を殺さないようハズレ時に出現する出目やスイカのこぼしorボーナス…といった出目が多数存在。
「出目がスイカこぼしの可能性があっても、演出でそれを否定してくれれば…」という瞬間や「えっ、こんな出目でも入るの!?」といった場面が沢山訪れるのであります。

※隣のおじさんがこんな目でBIG確定の演出を出したときには驚愕しました。ちなみにリーチ目じゃないですよ。
今回はそんなサンダーVの予告音と消灯の法則と、フラッシュの対応役を書き記していきましょう。覚えておけば、今でもホールで打てるサンダーVSPやダイナミックサンダーVにも通用するので、ソンはナシ! 後継機にだって使えちゃいます!
【予告音と消灯の法則】
サンダーシリーズを打つうえで、これだけは覚えてほしい予告音と消灯の法則を書いておきます。知ってると冗談抜きで10倍面白くなります。丸暗記しちゃってください。
●予告音発生→リプレイを否定
予告音が発生した時点でリプレイの可能性はありません。つまりリプレイハズレ目なら2確目に昇格。

※これ、超有名なリプレイハズレのリーチ目。予告音ありでBIG確定!
●予告音+2消灯でベルを否定。
地味に使えるルール。出目に関係なく、予告音2消灯まで進めばかなりアツいです。

※これも超有名なベルハズレのリーチ目。左上段単独Vからは、Vがハサむだけで小役以上確定なので、この付近を狙う人も多かったですね。

※赤7付近ではこれがオススメ。ベルorスイカorボーナス。予告音2消灯ならスイカorボーナスに昇格!
●予告音+3消灯はスイカorボーナス
予告音2消灯の時点でスイカがテンパイしていなければ激アツ! そのまま3消灯まで進めばボーナス確定!

※こんな目でもBIGのチャンスがあるから恐ろしい。

※左→中での2確目。ハサミ打ちでこんな形が出ても、演出なしなら見逃すってw
●予告音+3消灯+フラッシュはボーナス確定
全ての演出が絡む最強パターン。3消灯→フラッシュの流れは判別が難しいので注意。

※左→中でも左→右でもスイカのこぼしorボーナスの目。ここで最強パターンが出ればスイカを否定!
【割り込みのオマケ】※興味のない人はここは飛ばしてください。
ちなみに予告音なしの消灯の法則ですが、1or第2消灯で終わった場合ノーボーナス確定! つまり予告音なしのボーナスは、消灯ナシor第3消灯からになるんです。ただし、ボーナス成立後は逆に第3消灯が出現しなくなり、第1or第2消灯のみの出現。マニアックな作りになっているワケです。えっ? 難しいですか?
…つまりですね。
【予告音なし時の法則・ボーナス未成立時】
●消灯なし…全役の可能性あり
●第1停止まで消灯…ボーナス以外
●第2停止まで消灯…ボーナス以外
●第3停止まで消灯…全役の可能性あり
って具合なんですが、ボーナス成立後になると…
●消灯なし~第2まで消灯…全役の可能性あり
●第3まで消灯…出現せず
ぶっちゃけ覚える必要は全くないですw
【フラッシュの対応役】
フラッシュは全8種類搭載されていて、それぞれ対応役があるのが特徴。もちろん対応役ハズレでボーナス確定です。個人的な思いも込めて詳解していきましょう。なおフラッシュ名は当時僕が呼んでいたものをここでは採用してます。カッコ内は対応役です。
※フラッシュ写真はスロマガのサンダーVSPの機種ページから拝借してます。
●ピロリン(チェリー対応)
左中段から右中段に向かって闇が走るフラッシュ。ボーナス対応フラッシュとして出現するのは、ボーナス成立後のみ。呼び名はピロリンの他、横一文字など。

※業界初4号機のチェリーバーのボーナス告知に使われていたフラッシュと同じものなので「チェリー」対応なんでしょう。

※こちらがチェリーバー(ECJ・現在のエレコ)。第3停止後、中段ラインを左から右に闇が走るとBIG確定! 完全告知ながら中毒者続出の告知演出でした。
●ナイアガラ(リプレイ対応)
全リールの上段から下段に光が落ちる。リプレイ絵柄は雷雲のイッカクくんが描かれているので、本来は雨をイメージしたものと思います。スロマガではスダレフラッシュ。

※リプレイはフラッシュなしならボーナス確定。違和感告知の先駆け的存在。

※これがイッカクくん。背景にも秘密があるんですが、それはまた次回以降で。
●五月雨(リプレイ対応)
成立後のリプレイで出現しやすいため、ナイアガラよりも期待度の高いフラッシュ。予告音や消灯が絡めばそれだけでボーナス確定。フラッシュの命名は、G誌の超有名ライターさんだったハズ。これ以外の名前は考えられないってくらい美しいセンス。ナイアガラよりも激しい雨(=期待度が高い)といった開発者からのメッセージなんでしょうね。

※予告音+1消灯+五月雨ならREG、予告音+2消灯+五月雨ならBIG、成立ゲーム限定の演出です。

※右上がりのBIG揃いにこのフラッシュが重なると、最後に右上から左下に光が流れて超カッコいいです!
●グルグル(ベル対応)
ベル成立時に出現するとちょいアツ。消灯と絡むとさらに期待度アップ。

※グルグルはリプレイで出現することも。もちろんボーナス確定です。
●W字(スイカ対応)
ほぼスイカが確定するフラッシュ。Wはウォーターメロンの頭文字から。

※W字フラッシュは闇に光でWを描く。このあとに詳解する闇W字の布石のような位置づけですね。
●闇W字(スイカ対応)
ボーナスも期待できるのがこちら。消灯が絡むとアツい。

※こちらは光に闇でWを描く。W字との見間違いで期待度が異なる作りになっていたワケですね。
●V字(スイカ対応)
出現=激アツのフラッシュ。予告音が絡めばボーナス確定。予告音なしでも期待度激高。たしかスイカの1/128で選択だったハズ(調べておきます)。

※予告音+1消灯+V字でBIG、予告音+2消灯+V字でREG、五月雨とセットで覚えるのが吉。
●落雷スペシャル(スイカ)
全リールが3回の高速点滅したあと、落雷する本機最強のフラッシュ。スイカがハズれればBIG確定。スイカなら泣いてよし。これもたしかスイカの1/128だったような…(調べておきます)。

※V字同様予告音ありならその時点で確定。なお落雷SPは消灯を伴わないのが特徴。無演出からいきなり出現するのが堪らないのです。
いかがだったでしょうか。今から15年以上も前にここまでの完成度を誇っていたサンダーV。是非後継機を見つけたら打ち込んであげてください。
次回はクランコ編その2を、その後サンダーV編その2を…とお届けしていきます。お楽しみに!
その予定でしたが、僕のブログ更新速度が遅く本誌回胴百景がどんどん先に進んでしまったため、まずはその内容に沿った「サンダーV編その1」へと変更します。完全にてんやわんやしてますなww
それではサンダーV編その1を始めるとしましょう。

銀色のボディに漆黒のパネル。白銀色のTHUNDERの文字とさんざめく光。1997年12月、震えるほどカッコいい筐体を身に纏いサンダーVはホールに登場しました。

この機種は、業界初の機能である「予告音」「リールの消灯」「3連絵柄」を取り入れ、回胴界に革命を起こしたマシン。バックライトフラッシュの復活なども取り入れており、その後の回胴界の演出のスタンダードとなるものをほぼ全て搭載していたのです。まさに歴史に残る1台といえるでしょう。

※3連絵柄を初めて見たときの衝撃は今でも忘れられません。トリプルテンパイで美しいコンチのファンファーレが流れるのも憎い演出です。

※ちなみにV絵柄を初めて搭載したのも、このサンダーVが初めて。

※アルファベットのBIG絵柄の初となると、ベイビエンジェル2の「F」絵柄が元祖です。
さて、そんなサンダーVですが、僕の考える魅力とは「予告音と消灯、そしてフラッシュによって、通常出目がリーチ目に昇格する瞬間」。ここにあります。
もちろん大量のリーチ目を搭載していたのですが、演出を殺さないようハズレ時に出現する出目やスイカのこぼしorボーナス…といった出目が多数存在。
「出目がスイカこぼしの可能性があっても、演出でそれを否定してくれれば…」という瞬間や「えっ、こんな出目でも入るの!?」といった場面が沢山訪れるのであります。

※隣のおじさんがこんな目でBIG確定の演出を出したときには驚愕しました。ちなみにリーチ目じゃないですよ。
今回はそんなサンダーVの予告音と消灯の法則と、フラッシュの対応役を書き記していきましょう。覚えておけば、今でもホールで打てるサンダーVSPやダイナミックサンダーVにも通用するので、ソンはナシ! 後継機にだって使えちゃいます!
【予告音と消灯の法則】
サンダーシリーズを打つうえで、これだけは覚えてほしい予告音と消灯の法則を書いておきます。知ってると冗談抜きで10倍面白くなります。丸暗記しちゃってください。
●予告音発生→リプレイを否定
予告音が発生した時点でリプレイの可能性はありません。つまりリプレイハズレ目なら2確目に昇格。

※これ、超有名なリプレイハズレのリーチ目。予告音ありでBIG確定!
●予告音+2消灯でベルを否定。
地味に使えるルール。出目に関係なく、予告音2消灯まで進めばかなりアツいです。

※これも超有名なベルハズレのリーチ目。左上段単独Vからは、Vがハサむだけで小役以上確定なので、この付近を狙う人も多かったですね。

※赤7付近ではこれがオススメ。ベルorスイカorボーナス。予告音2消灯ならスイカorボーナスに昇格!
●予告音+3消灯はスイカorボーナス
予告音2消灯の時点でスイカがテンパイしていなければ激アツ! そのまま3消灯まで進めばボーナス確定!

※こんな目でもBIGのチャンスがあるから恐ろしい。

※左→中での2確目。ハサミ打ちでこんな形が出ても、演出なしなら見逃すってw
●予告音+3消灯+フラッシュはボーナス確定
全ての演出が絡む最強パターン。3消灯→フラッシュの流れは判別が難しいので注意。

※左→中でも左→右でもスイカのこぼしorボーナスの目。ここで最強パターンが出ればスイカを否定!
【割り込みのオマケ】※興味のない人はここは飛ばしてください。
ちなみに予告音なしの消灯の法則ですが、1or第2消灯で終わった場合ノーボーナス確定! つまり予告音なしのボーナスは、消灯ナシor第3消灯からになるんです。ただし、ボーナス成立後は逆に第3消灯が出現しなくなり、第1or第2消灯のみの出現。マニアックな作りになっているワケです。えっ? 難しいですか?
…つまりですね。
【予告音なし時の法則・ボーナス未成立時】
●消灯なし…全役の可能性あり
●第1停止まで消灯…ボーナス以外
●第2停止まで消灯…ボーナス以外
●第3停止まで消灯…全役の可能性あり
って具合なんですが、ボーナス成立後になると…
●消灯なし~第2まで消灯…全役の可能性あり
●第3まで消灯…出現せず
ぶっちゃけ覚える必要は全くないですw
【フラッシュの対応役】
フラッシュは全8種類搭載されていて、それぞれ対応役があるのが特徴。もちろん対応役ハズレでボーナス確定です。個人的な思いも込めて詳解していきましょう。なおフラッシュ名は当時僕が呼んでいたものをここでは採用してます。カッコ内は対応役です。
※フラッシュ写真はスロマガのサンダーVSPの機種ページから拝借してます。
●ピロリン(チェリー対応)
左中段から右中段に向かって闇が走るフラッシュ。ボーナス対応フラッシュとして出現するのは、ボーナス成立後のみ。呼び名はピロリンの他、横一文字など。

※業界初4号機のチェリーバーのボーナス告知に使われていたフラッシュと同じものなので「チェリー」対応なんでしょう。

※こちらがチェリーバー(ECJ・現在のエレコ)。第3停止後、中段ラインを左から右に闇が走るとBIG確定! 完全告知ながら中毒者続出の告知演出でした。
●ナイアガラ(リプレイ対応)
全リールの上段から下段に光が落ちる。リプレイ絵柄は雷雲のイッカクくんが描かれているので、本来は雨をイメージしたものと思います。スロマガではスダレフラッシュ。

※リプレイはフラッシュなしならボーナス確定。違和感告知の先駆け的存在。

※これがイッカクくん。背景にも秘密があるんですが、それはまた次回以降で。
●五月雨(リプレイ対応)
成立後のリプレイで出現しやすいため、ナイアガラよりも期待度の高いフラッシュ。予告音や消灯が絡めばそれだけでボーナス確定。フラッシュの命名は、G誌の超有名ライターさんだったハズ。これ以外の名前は考えられないってくらい美しいセンス。ナイアガラよりも激しい雨(=期待度が高い)といった開発者からのメッセージなんでしょうね。

※予告音+1消灯+五月雨ならREG、予告音+2消灯+五月雨ならBIG、成立ゲーム限定の演出です。

※右上がりのBIG揃いにこのフラッシュが重なると、最後に右上から左下に光が流れて超カッコいいです!
●グルグル(ベル対応)
ベル成立時に出現するとちょいアツ。消灯と絡むとさらに期待度アップ。

※グルグルはリプレイで出現することも。もちろんボーナス確定です。
●W字(スイカ対応)
ほぼスイカが確定するフラッシュ。Wはウォーターメロンの頭文字から。

※W字フラッシュは闇に光でWを描く。このあとに詳解する闇W字の布石のような位置づけですね。
●闇W字(スイカ対応)
ボーナスも期待できるのがこちら。消灯が絡むとアツい。

※こちらは光に闇でWを描く。W字との見間違いで期待度が異なる作りになっていたワケですね。
●V字(スイカ対応)
出現=激アツのフラッシュ。予告音が絡めばボーナス確定。予告音なしでも期待度激高。たしかスイカの1/128で選択だったハズ(調べておきます)。

※予告音+1消灯+V字でBIG、予告音+2消灯+V字でREG、五月雨とセットで覚えるのが吉。
●落雷スペシャル(スイカ)
全リールが3回の高速点滅したあと、落雷する本機最強のフラッシュ。スイカがハズれればBIG確定。スイカなら泣いてよし。これもたしかスイカの1/128だったような…(調べておきます)。

※V字同様予告音ありならその時点で確定。なお落雷SPは消灯を伴わないのが特徴。無演出からいきなり出現するのが堪らないのです。
いかがだったでしょうか。今から15年以上も前にここまでの完成度を誇っていたサンダーV。是非後継機を見つけたら打ち込んであげてください。
次回はクランコ編その2を、その後サンダーV編その2を…とお届けしていきます。お楽しみに!