『そうだ 京都 行こう』

 あのCMを目にするたび、バックに流れるゆる~い三拍子のメロディと共に、おもいは京都へと駆けめぐる。


 京都といえばーー。


 去年、浅草21世紀の10月公演『ヒーローはつらいよ』(作・むう)で、「京都観光連盟『おいでやす』会長・あべのせいこ」という役をいただきました。



 息子の「あべの聖イエス」(関遊六)と共に、観光地日本一のライバル、浅草へ乗り込んで行きました。

 
 二人の衣装は、ことのほかおもしろく出来ました。聖イエスに学生服を着せたら、というアイデアは、大上座長から。高い烏帽子は遊六さんの手作り。とてもうまくできてました。
 母の「せいこ」は、中に赤い服を仕込んでいて、歌うシーンで着物を脱ぎ捨て、『ダンシング・ヒーロー』を歌い踊る、と、バックで、遊六さん、しのはらさん、座長まてもが一緒にダンシングという、楽しい場面になりました。

 
 同じように、歌のとき衣装を脱ぐというのが、去年はもうひとつあって、3月公演『駐在さん事件ですよ』(作・むう)の中で、🎵「ありの~ままで~」と歌いながら、ドレスをはぎとると……

 ステテコ姿のおっさんスタイルになるという……😅

 
 客席は、大爆笑なのだけど、私は、ちょうど歌詞の良いタイミングで、一発でうまく衣装(というか、布❗)、さらにウィッグを、脱ぎ捨てなければならないのと、🎵『レット・イット・ゴー』を間違わないように歌うのと、二重のプレッシャーで、笑う暇もなかったとです。
 だんだん楽しくなってくる頃には、千秋楽~😅

 京都行こうから、服を脱ぐ話になってしまいました……。

 浅草21世紀では、毎回いろいろな役をいただきます。私本人に近い人もあれば、子供にもなるし。
 おじいさんだってありました。

 
 8日間の、ハチャメチャなアドリブ満載なお笑いの芝居だけど、与えられた役をちゃんとやれるか、なかなか役柄をつかめなくて悩むときも、あります。
 何年、何十年、芝居を好きで好きでやっていても、合格点はどこにもありません。
 あるとすれば、客席の皆さんの、笑い声、拍手、声援……。それが、励みになり、力にもなります。また頑張ろうって思えます。

 6月も、楽しいお芝居を観ていただけるよう、たくさん笑っていただけるよう、新人メンバーも、ゲストの皆さんも、みんな一緒に、明日から稽古です。


「お笑い浅草21世紀6月公演」は、9日から16日。

「そうだ 木馬亭 行こう」
 と、思っていただけると……💓💓💓💓💓🙋