旅行の思い出は?

子供の頃は父親が自営業だったこともあり、土日祝も営業で、元旦しかお休みがありませんでした。

両親は車の免許を持っておらず、遠くに旅行に行くこともできませんでした。

家族の思い出として旅行はありませんが、その代わりに欲しいものは買ってもらっていたので、不満はありません。

例えば、

1.旅行に連れて行ってもらえるが、欲しいものは買ってもらえない

2.旅行に連れて行ってもらえないが、欲しいものは買ってもらえる

のどちらが良いかと考えると、子供の頃の私でも後者を選ぶと思います。

意外にも大学受験での旅行がとても楽しかったです。

神戸と京都の大学を受けたのですが、新神戸駅から地下鉄で三宮駅に向かいました。

地下鉄って馴染みがなかったので、どこまで下に降りるのだろうかと思いました。

三宮駅周辺はそごうなどのデパートもあり、地上14階で、「都会に来てしまった。」というカルチャーショックと冒険心がミックスした不思議な感覚に陥りました。

神戸のホテルでは受験生向けのプランで、夕食は大広間で知らない方々と円卓を囲む食事形式でした。

テーブルマナーもロクにやっていないので、あまり音を立てないようにガチガチの慎重モードになっていました。

隣の受験生らしい女性が「どちらから来られましたか?」と話しかけてきたので、「私は○○から来ました。」と答えました。

その方は「東京から受験で来ました。」と答えており、「同じ位の年齢だと思われるのに、私と違ってしっかりしているな。」と思いました。

まず、私だったら絶対に見ず知らずな人には声をかけないので、色々な意味で圧倒されてしまいました。

それと同時に「なぜ東京のようにたくさんの大学があるのにわざわざ神戸なんて。」と不思議に思いました。

その翌日は大学の下見と神戸のそごうを探検しました。

地上14階のデパートは田舎者の私にとっては刺激的でした。

その翌日に神戸で試験を受けてから、その足で京都タワーホテルに向かいました。

京都タワーホテルでは同じ受験生向けのプランでも、各家庭に1テーブルだったので、リラックスして食事ができました。

タワーの展望台に行こうというプランが出てこなかったので、行かなくて悔やまれます。

その翌日は大学の下見に行きました。

たまたま不動産会社から物件のチラシを貰い、「もし、受かったらこの不動産屋のお世話になるんだな。」とまだ受けてもないのに受かることを勝手にイメージしていました。

予感というのは本当に現実を引き寄せるようで、どちらの大学も無事合格していました。

受験のスリルと旅行のバカンスを楽しめる貴重な思い出でした。

 

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