リクエストにちょっとだけお応えして
ゴルフとピアノ、ゴルファーとピアニストの共通点
多くの方が、なぜゴルフとピアノ?と疑問を持つようで
ゴルフとピアノの共通点というセミナーをやらせてもらったら半日から3日以上は語れますよ。
と言っていますが、未だ実現したことないですわ。
でも、実際にゴルフとピアノだけでなく
地球上で行われる動作や操作は、基本が身体とモノの構造、重力などの問題ですから、同じ原理が働いていると考えます。
そこに、さらに、厄介な人の心理や脳、思考の癖など気づかないものがペッタンとくっついています。
そんなわけで、一つだけ。
いつもゴルフをする人にもピアノを弾く人にも気をつけて欲しいこと。のリクエストに答えるとしたら。
どれも甲乙つけ難いのですが
それは、どこにフォーカスするかです。
多くのゴルファーは、打点、インパクトのことばかり考えます。
ゴルフは、どこにボールを運ぶかが重要であるのに。
上手く行かないゴルファーは、どこが落とし場所なのか
自分がどこを向いているかなんて、知ろうともしないわけです。
そもそも、そこには、「自分が思ったところにボールが行くわけがない」いう思い込みがあるわけです。
彼らに言わせてみると
「松澤コーチ、そんな簡単なことじゃないよ」と知りつつも、どこにボールを運びたいのか?を優先しないで、気にしないとボールは、あっちこっちへいくわけです。
逆に言えば、方向さえ正確にスタンスをとってあげれば
大概、その方向へ行ってくれますから、過去、私が教えてきた初心者の方々は、コースに出てすぐに100を簡単に切ってきました。
ある方は、この話を聞いただけで
長年100がきれなかったのに、90どころかいきなり83で回ってきた方もいました。
ピアノを弾く人も同じではないでしょうか?
一番感じて何かしようとするところは、鍵盤との打鍵ではないでしょうか?
いいわゆる「弾き方」?というところを練習している人が多く感じます。
打鍵のフィードバックばかりを求めたり
丁寧に弾こうとして、丁寧な動きばかりをしてみたり
動作は、結果ですから結果、丁寧な動作表現となるというだけに過ぎません。
どこに?どのような?ボールが打ちたいのか?
どのような音を?どんな風に?響かせたいのか?もしくは描きたいのか?
それを、先にする。これを優先せずに、目先、手先にばかりフォーカスして自分で自分の身体で何かをしようとしがちです。そこが悩めるゴルファーと悩めるピアニストの共通点です。
しかし、よいパフォーマーは、自分以外の力を有効に使っています。
例えば、
強いラフにおいてボールをクリーンにヒットしようとしたり
力がないと出せないと思うのは、過ちで
手前から箒ではくようにさらってやれば大概スムーズに出ます。
飛ばし屋は、クラブと反力や推進力をうまく使っています。
ピアノでも
タッチからのフィードバックをもらって考えているようでは
すでに音楽は進んでいるし、そば鳴りするしで
実際に、空間にどんな音が広がっているかの意識すらない状態になってしまいます。
真面目な日本人にありがちなのかもしれません。
テクニックの意味合いを正しく捉えていく必要があります。
ですから
その自分以外の力を有効活用するためには
いつでも自分の身体をコントロールできるようにしておく。
これも
大概の人は、動かない身体をどうコントロールするかを考えますが
そうではなく
動く身体をコントロールしていくことが重要なわけですね。
動かない身体で無理やり練習して上手くいかないことを積み重ねて
失敗の練習をしていては、怪我の元にもなります。
動く身体の手入れが重要ということも
ゴルフとピアノの共通点と言えるでしょう。
だから、メンタルもフィジカルも両方からのアプローチが重要なんです。
いつもお読みくださり有難うござます
松澤
そ〜んな、松澤が、Pianist のサポートをしたらこんな演奏になります。という
だけではありませんが、
我々のプロジェクトのリサイタルです。
お申し込みは、お早めに^_^
どうぞよろしくお願い申し上げます。