ゴールデンウィーク明けは学校へのアウトリーチコンサート
特別な学校へ伺いました。
普通が普通ではない子達へのアウトリーチ
初めて伺った時は、
難しい子達なので外部の方との接触はあまり…というようなご様子でしたが、ある方にご紹介頂き、先生方とも色々お話していく中で実現したアウトリーチコンサートでした。
今日の学校にはグランドピアノがなく、教室にあるアップライトピアノのみ。
引き受けてくださるかわかりませんでしたが、どうしてもこの子達に素晴らしいグランドピアノの音を聴いてもらいたい、その一心で私達の音×恩おくりプロジェクトを全面バックアップしてくださっているタカギクラヴィアさんにお願いしました。
快いお返事をすぐに頂き、なんと感謝したら良いかわかりません…
初めてグランドピアノを見たという生徒さんが沢山いました。
初めて見る、聴くピアノがビンテージのニューヨークスタインウェイ!
これには生徒さんも先生方も大興奮でした!
今回は、『子供たちがこの学校に来ることになったからこそ出来た経験』をしてもらいたい、そう思い高木さんにお願いしました。
この学校には辛い経験をして来ることになったけど、いつか、全てに感謝できる日が来るように、そんな未来を迎えるためのきっかけに今日のアウトリーチコンサートがなったら、そんな思いでした。
上っ面の言葉は通じない子供達。
本当に直前までどんな内容にするか悩みました。
でも、私達の直球の言葉や演奏を彼らは真正面で受け取ってくれたと感じました。
最後に思った事は、
子供達に伝えたい事はどんな状況にあっても同じだと言うこと。
感受性の豊かな彼らは、
本当に可愛く、愛おしい存在でした。
「ピアノってどうやって音が出るの?!」
一曲目を弾き終えると真っ先に飛んできた言葉。
その後も次々に感じたことを言葉にしてくれて、本当に嬉しかったです。
きつねくんにもみんな大喜び!
松澤トレーナーの身体を動かすコーナーでもみんなチャレンジしてくれて楽しそうでした♬
ショパンなどの名曲を数曲聴いてもらい、ピアノの構造などお話して、リズミカルな曲でひとしきり踊ったり手を叩いたり、盛り上がった後は、近藤浩平さんの左手の楽曲、『海辺の祈り』。
6分ほどある曲ですが、震災と原子炉の犠牲者の為に書かれた曲だと説明して弾き始めると、自然と空気が変わりました。
じっと耳を傾け、何かをしっかり受け取ろうとしているエネルギーを感じました。
子供は本当にすごい
そしてシューマン=リストの献呈では、
私からのメッセージ
みんなは選ばれてこの地球に生まれたのだという事、ありったけの愛を届けたい
そんな想いで弾かせて頂きました。
最後には学校の音楽の先生のバイオリンとみんなの歌声でコラボ
ふるさとと学校の愛唱歌というbelieve を演奏しました。
一筋の光を信じて
何があってもそれだけは手放さないで
必ず輝いた未来が待っている、と
そんなメッセージをおくりましたが
子供達の笑顔と真っ直ぐな眼差しから
私達が沢山の勇気と希望、エネルギーをもらいました。
このアウトリーチコンサートは、
今まで私達の音×恩おくりプロジェクトの企画したコンサートでドネーションして頂いたお金を元に伺いました。
ご寄付頂きました皆様、本当にありがとうございます
その事も子供達にしっかり伝えてきました。
みんな家族
沢山の方々がみんなに愛を届けてくれている、それを覚えていて欲しいと
やっと、本来私達がやりたかったアウトリーチのスタートを切ることができました。
これから、もっともっと沢山の子供達のところへ行きたいと思っています。
この様な活動が出来るのは本当に皆さまのお陰です。これからも頑張って参りますので応援どうぞ宜しくお願い致します!
Pianist Kuniko
音×恩おくりプロジェクト
〜ありがとうを音に乗せて、世界中に光を〜
onokuri 392@gmail.com